あの山のむこう

たまに起こる
奇跡的な出来事と出会いをつづる。

悲しいね。

2011年08月07日 21時24分40秒 | Weblog
今日、老人ホームに入っているおばあちゃんについて悲しい話を聞いた。

この老人ホームにはデイサービスで通いはじめて8年くらい前からお世話になっている
3年くらい前に入所して、2年くらい前から特別養護の区分でお世話になっている。
3年くらい前に風邪をこじらせて病院に行くと、看護婦が扱いやすいのと
このままでは栄養失調になり余命が迫っています。との説明で
胃ろうをつけることになり、退院すると通っていた老人ホームに入所することになった。

胃ろうをしてから、それまでおしゃべりでちょっかい好きだったおばあちゃんは
無言になって周りに興味を持たなくなった。

それからも、もう認識できるのかどうか定かでないけど、おばあちゃんのところに
最低週一回は通って、絵を書いたり、すぐ忘れるけど文字は読めるので一方的に筆談したり
おばあちゃんの寝ている布団に頭をつけてすぐ近くで絵本を読んだり
そうすると笑ってくれたり、まれに声も出してくれたりすることもある。

しかし最近、喉にたんがたまるようになって、
熱が出やすくなって、呼吸が荒くなったりすることが起こりだして、
先日、施設がいつも利用している赤十字病院で体調を見てもらうことになった。

母が付き添って病院に行くと、おばあちゃんについて担当医からこのように言われたらしい。

体調を維持するために必要な薬は全て出しています。

これ以上、体調が悪くなったときは出せる薬がありません。

肺に水が溜まっていて、40代なら即入院の状況ですが
高齢の為、通常なら我慢できない痛みもあまり感じていないようですし
心臓にも負担が掛かりますが年齢的にも今から処置して延命するより自然に任せるのがよいと思います。


胃ろうを付けた時点でおばあさんは死んだと思ってください。

こんな人がたくさんいると日本は破綻してしまいます。

ペットみたいにいつまでも面倒みられても困るんです。

あなたもこんな風までして生きたいですか?


赤十字の先生がまさかこんなことを言う日本が悲しいです。

現実問題、お金が関わるとそうなのかもしれませんが、まさかの発言です。

医者ってなんだろう。
介護ってなんだろう。と思います。

一部であっても、【死ねばいいのに】と考える日本の医療が残念です。


日本での今後について、今から自分のことを考えておかなければなりません。
やっぱり国は守ってくれないし、納得のいく自分の結末は考えておいた方が良さそうです。
こうなると自殺も自害と言えば、自分の人生の形であると認められる日が来るかもしれません。

歴史を考えてみれば、この60年くらいが
異常に幸せに感じることが多い時期だっただけかもしれません。
300年前だと刃物を腰に携えた人がそのへんに居たわけです。
今だとかなりものものしいです。

だけど、そんな時代を乗り越えてきたからこそ、今があるわけで
今さら、姥捨て山の時代に戻るのは非常に残念です。

新しい形であっても幸せを感じられる最後にしたいです。

日本は、また生まれ変わっても、ここでスタートしたり、ゴールしたい国であってほしいな。