あの山のむこう

たまに起こる
奇跡的な出来事と出会いをつづる。

社長

2010年09月30日 21時39分16秒 | Weblog
社長のお兄さんが日曜日に亡くなりました。月・火と休んでいて、
土曜日から夜中傍にいて日曜日の朝、お兄さんの手を握りながらお別れをした話を聞きました。
社長はもうお父さんもお母さんも二人兄弟だったお兄ちゃんもいなくなって一人になってしまった。
社長には奥さんがいて、娘がいて、お腹には赤ちゃんがいるから、ひとりぼっちじゃないけど
社長の子供時代を知っている肉親がもういない。

それは寂しいけど、最後に弟に見守られたお兄さんは、ガンで苦しかったかもしれないけど
心は穏やかに眠れたのではないかと思う。

そんな訳で昨日に引続き、今日も長い時間、社長のお兄さんや家族との思い出を聞いていた。
お兄さんの話、お母さんの話、いとこの話、奥さんのお母さんの話、奥さんのお父さんの話
昔住んでいた育った地区の話、近くのお寺の話、家の前の道の話、よく遊んだ公園の話。。。
だけど、これまでもあんまり出てこなかった社長のお父さん。
社長は「父」とよく言うけど、それは養子に入った奥さんのお父さんの話で。。。
「社長の自分のお父さんはいつ亡くなられたんですか。」と聞いてみると
なんと社長が15歳の時に亡くなったと話してくれた。なんとなくそれ以上は聞かなかったけど
「えー!!15歳はまだまだ寂しいですね。」というと「うん。」とうなずいていた。

いつも社長は口癖で「大丈夫です。大丈夫です。自分でやるから大丈夫です。」と、かたくなに言うけど
理由がわかった気がしました。お母さんは2つ上のお兄さんと社長をそれから一人で育てたんだろうし
社長も心配や負担にならないように「大丈夫」と言って頑張ってきたんだな。。。と
お母さんは74で亡くなって、お兄ちゃんも亡くなって
「15歳はまだまだ寂しいですね。」に「うん。」と素直に答えた母親と同い年の社長が子供のようで
なんだかせつない気持ちになり、また話を聞いてあげたいな~と思うのでありました。

不景気に負けずに頑張りましょう(*^ー^*)!!