*太陽大好き!夏でも直射日光OK!
暗さに弱いので、日当たりの悪い部屋は不可
*寒さにかなり強い!
0℃くらいまで下がっても大丈夫
*水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
葉っぱには水をかけないように気をつけて
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セダム・パキフィルムともいいます。
ぷっくりした丸みのある葉は、しろっぽい緑。
その先端がほんのり紅く色づいていく様が、とても可憐です。
なんだか海底の珊瑚にも似ていて、鑑賞しがいのある多肉植物ですね。
ただ難なのは、葉っぱが脆く落ちやすいという事。
セダムを筆頭に、このセダム属は大体、葉が落ちやすい構造なので
あまりいじくりまわされると、幹を残して丸裸になります。
この子はセダムに比べると、葉が密集していてそれほど脆くはないですが
可哀想なので、どうか丁寧に扱ってあげてくださいね。
あと、多肉植物だから、と水を控えめにしていると
ぷっくりした葉がしぼんでいきます。これは怖い。
枯れるのも怖いですが、ぴちぴちした葉が干からびていくのも怖いです。
なんだか、ミイラを連想してしまうので。
いや、ミイラ自体は怖くないですが、この子をミイラにしてしまったのは自分!
というのが怖いです。命を預かる責任をひしひし感じます。
とはいうものの、水さえ気を付けていれば頑丈なので
ちょっとやそっとじゃびくともしません。
(売り場でミイラ化するときはひと月くらい水をやってなかったので)
寒さにも強く、上手に育てれば花も付けます。
秋の紅葉と同じく、秋から寒さに慣らしていくと奇麗に紅く色づきます。
ご家庭で楽しめるミニチュアな紅葉を、どうぞ。
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さてセダムです。
セダムが入荷したときは、心底、泣きたいです。
この子はそれほど脆くはないのですが、セダムの脆さは国宝級です。
セダムはもっと葉が小さく、三日月のような形。
幹にくっついている根本が細いので、あっけなく落ちます。
箱から取り出した時点で、すでに葉がぽろぽろ落ちている。
輸送の振動で落ちているんですね。
そしてお客様の品定めで、ぽろぽろ落ちる。
持ち上げて、下ろされただけで落ちるんですね。
品定めされてなくても、隣り合った鉢とぶつかって落ちる。
そんな具合だから、面白がる子供たちにいじくりまわされて落ちる。
とにかく、落ちる!!
頼むよ、本当。
と泣く泣く、紙で周囲を覆ってガードをつけてやるのですがそれでも落ちる。
セダムをよく知るお客様には、同情されたこともあります。
敬遠されたこともありますが・・・。
良いけど(欲しいけど)落ちるのよね葉が・・・と渋られます。
解りすぎるほど解る、その敬遠。
それでも何とか完売します。(落ちまくっているのに)
ひとえに、その頑丈さがウリなのではないかと思われます。
何せ、落ちた葉が土の上で芽吹いているほどですから。
売り出したときは1本なのに、売れたときは3本になっていた、みたいな。
お得なんだか、不思議なんだか。
(多肉は、葉っぱを転がしているだけで根が出て新芽が出ます)
まあ、このオトメゴコロはそれほど繊細ではないので
普通に鑑賞する分には大丈夫でしょう。
売り場でも、とくにガードはつけていません。
もう少し成長して頭でっかちになったらぐらぐらして危なっかしいですが。
オトメゴコロのコーナーで熱くセダムを語ってしまう程、我を忘れてしまいました。
セダムが入荷したら、さらに熱く語るので(まだ語れるんかい)
これについてはもうこの辺で。
さてこのオトメゴコロ。
似た形状の種類が多くあります。
(図鑑を見て、まあ!みんなセダムだったのね、と感嘆した次第でございます。)
葉が濃い黄緑で、先端が紅くなるのが虹の玉。
その虹の玉の変種で、全体的に赤っぽいのがオーロラ。
葉は一回り小さくなって、薄い緑の連なりが、タマツヅリ。
そのタマツヅリの先端がとがっているのがタマスダレ。
(↑これが問題の「セダム」。)
と、うちに入荷した事があるのはこれくらい。
今は取扱がないのですが、昔、ミニ多肉植物80鉢という商品がありました。
観葉植物よりふたまわり小さい鉢で入荷していました。
人差指と親指で円を作ってください。オッケーのサイン。
そう。それくらいです。
それが80鉢くるんです。ミニミニの可愛いのが80鉢!!
それもネームプレートもなしにくるものだから、判別が大変です!!
必死で多肉植物のサイトをわたり歩き、ほぼ、見分けがつくようになりました!
(ちゃららっちゃっちゃっちゃ~♪ドラクエメロディ)
(七咲はレベルがあがった!多肉の識別が可能になった!)
なったとたん、取扱中止になるのですから、愕然とすること甚だしいというもの。
「次に入荷したら片っぱしから名前つけてやる!!」
という意気込みも撃沈です。撃沈。
・・・いつかまた、復活してくれたらいいなあ。
(得た知識を満遍なく使用したいこの貧乏性なところが嘆かわしい・・・)
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