葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

セッカタマシダ

2007-06-28 08:41:10 | 100均観葉図鑑「さ」

     *半日陰が好きだけど、冬場は明るい場所へ
       暗さに強いので、日当たりの悪い部屋でも可

     *寒さに強い
       5℃くらいまで下がっても大丈夫

     *水やりは普通に、土の表面が乾いたらたっぷりあげる
       時々、葉っぱにも霧吹きで水分補給をすると良いです


 □ 


長く伸びた枝に、小さな葉っぱがいっぱい生えていて賑やかしいです。
鮮やかな緑なので、置いた場所が明るく見えます。

昔からよく入荷する子ですが、頻繁に、と言うわけではなく
旬の時期だけ立て続けに入ってきて、それが終われば
また次の旬まで入荷しない、といった具合です。

この「旬」を読むのが難しいのですが
今、植物は大体において成長期なので、この子に限らず
いろいろな種類が入荷してくるのでしょう。

秋の終わりごろから春の初めまでは
同じ子ばっかりが入荷してくるので、顔ぶれが変わらず目新しさがないです。
変わった種をお探しの方は、どうぞこの成長期に探しにきてください。
運もありますが、種類は比較的豊富です。

さて。
タマシダです。

もの凄い人気で、1~2日くらいで完売します。
やはりシダはインテリア的にみても、性質の頑丈さからみても
大好評のようですね。

小さくても、有名どころは売れ行きが違う、というところでしょうか。
(親の七光り的な子役、みたいなもの?)
(しっ、失礼な)
(え?どっちに?)
(…ツッコミどころが満載です)

お戯れは、ほどほどに願います(自戒)。

それはさておき、頑丈です。
あまりお店にはいないのですが、いる間、まったく手がかかりません。
ぐんぐん大きくなるでしょう。

根に栄養分やら水分やらを溜めるのですが、その形が球形なので
こんな名前がついているらしいのです。

おー! 根っこをほじくり返したい!!

という衝動に駆られたのですが、今夏物売り切りと新夏物入荷で忙しく
好奇心だけで根っこを掘り返したりしてる暇がありません。

お買い上げの皆様、植え替えのときなど、ちょっと根っこをお確かめください。
そして、「本当に、球だったわ!」 と教えてください。
(ずーずーしいお願いでした)



ん~。「石化タマシダ」でした。

ずっと、セッカマシダ、だと思っていましたよ…。
(カタカナの羅列が時として正しく認識できない老いの現象を感じる)

発音。セッタカ(↑)マシダ(↓) =背が高い、真、のシダ(なんだそりゃ)

もしくは

発音。セッタ(↑)カマ(↓)シダ(↑) =雪駄、鎌、シダ(単に漢字に変換しただけ)

などという何の根拠もない命名の意味を(勝手に)当てながら
過ごしていたわけですが、それでも困らなかったのは
売れ行きがいいので、管理方法など聞かれることもなく
売れ残らないので世話もせず、という事で、格別知る必要もなかったのですが
ある日、入荷直後、箱の中に転がっていたネームプレートを

「ええい、どいつの名札だ!」

と拾い上げ、真剣にそのネームプレートを見たときに

あ!セッタマシダ!なのか!!

と初めて気づいた次第であります。(勿論、他の名札も全部見直した。でした)

日頃、なんとなく目にして、何気なく脳に流している情報も
実は、結構違うんじゃないか、と感慨に耽った事件でした。
(耽ったのは一瞬だけで、日常に全く生かされていない経験ですが)

てなわけで。
セッカタマシダが入荷すると、どうしてもこれ(↑)を思い出しますが
今回、ここの記事にするにあたり
「石化品種」 も調べなくてはならない事態に陥りました。

園芸家の間では、そんなものはごく基本の言葉らしく
石化品種という説明はあっても、肝心の石化品種の言葉の説明がなく
けっこう手こずったのですが、手こずったわりには、あっさりヒット。
(どっちなんだよ)

石化とは、枝の一部が幅の広い帯状に変化する現象。

と判明しました。しましたが、

そんな言葉の羅列じゃ意味がわからん!(え?そうか?)
明日実物で確認だ!!

と出勤したら、完売しておりました…。早すぎる。


次回の入荷で、ぜひ確認したいと思います。
なので、ぜひ入荷しますように。

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