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葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

我が家の頑張り屋さん

2008-05-27 10:51:11 | ブレイニア

順調に7の日活動中。(ってまだ二回目だ!)うちの子です2.

 

名前は「ブレ子」(ブレイニア)

コバンノキという名前でも売られてます。

(あ、コバンボダイジュとは何の関係もありません)

性格は、とても健気です。

 

去年の9月に家に来てくれたので、まだ1年たっていないのですが

(・・・いらんとは思いますが、過去記事はコチラ

その怒涛の約1年、七咲に(不本意とはいえ)さんざん虐げられてきたのに

今こうして、新芽を出してくれただけで涙が止まりません。

(記事を書きあげるまで、何杯の洗面器がいることか)

 

まだ購入時の状態にまでは復活していないのですが

過去の姿を取り戻すまで、その健気さに応えられるように献身する所存です!

 

■ ■ ■

 

まず、去年の9月には、こんな立派な姿で家にきてくれていました。

・・・念のため。別の木じゃありません。同じ木です。(うッ。自分の発言に心痛が)

 

購入時の記事でも相当パニックになっていたのですが

仕事から帰る度、家の床は秋の銀杏並木か?ってくらい落葉で埋め尽くされ

なんかもう、まず床に落ちた葉っぱを掃除する、というのが

当時のお世話の第一番目、でした。(・・・それ御世話じゃないし)

 

多分、10月頃。夏の日差しも弱まってきたので、天気のいい日は日光浴。

 → 

もう緑の葉っぱはわずかになり、ほとんどが黄色くなって落ちるのを

 

今か今かと待っている状態!(いや待たなくていいから!)

 

本当に心痛で倒れそうでした。

 

いつも葉っぱたちを「邪魔だー邪魔だー」と言う旦那様が

(いえ、葉っぱたちを野放し状態の私が悪いんですスミマセン旦那様)

店先でしばらく動かない(これ以上買ったら怒られるだろうな、と煩悶中の)

私を見かねたのか、「買い~な」と言ってくれたものの

まだ躊躇し(やや人間不信気味?)その場を立ち去ったところ

翌日、自らわざわざ店まで出向いて買ってきてくれた子なので

別の意味でも

 

「 枯 れ な い で く れ ! ! 」

 

と必死だったのですが

願いむなしく、健闘むなしく、落葉は続きました。

 

これはもう明らかに、環境になれるための落葉、とかではない!

と、本屋を巡り巡りネット界も流れ流され

毎日毎日ブレ子のことを考えない日はないくらい文献をあさりまくっていた時

ネットで奇跡の一文に出会いました。

 

葉水で落葉する

 

なんですとー!?

 

やっちまったー!

図鑑で、水やりは土空気ともに湿潤、の文を読んでいたので

毎日朝晩朝晩、葉水しまくっていたよー!

過去のアジアンタムを枯らした経験から、湿潤好きには葉水重視!の思い込みが

店での5年間の経験をもくつがえす、素人丸出しのお世話っぷり!

ブレ子にはどれだけ懺悔しても足りない!

 

「嫌~!またお水かけられてるー!やめてーやめてー」

 

って毎日毎日、七咲に訴えてたんだね・・・。ホントごめんよ・・・。

そして奇跡の一文を記載してくれていた※●様有難うございます。毎朝拝んでます。

 

そこに気づいてからは葉水を止めましたが、当然今まで虐げられてきた

ブレ子の勢いは止まらない!!

せめて、この子が倒れても、二世は残す努力をしなくてはいけない!

それが、残された償いの道だ!

と立ち上がり、元気な枝を幾本か選びました。

 

左は土植え。

いきなり植えても根は出ないと思うのですが念の為。どんな可能性にもすがりたい。

あと、根元にいた5センチほどの子を掘り起こして一緒に移植。

真ん中が水差し。これで根が出れば。

あ、写真にはないのですが、同じ状態でハイドロ栽培の子もいます。

(苔もあれば苔栽培にも手を出していたと思われます。もう必死です)

右は、その頃の本体。これが最後の撮影です。

(もう忍びなくてカメラを向ける気にもならなかった冬・・・)

 

繁殖は挿し木。って書いてあったので、そこに一縷の望みをかける!

 

でも普通繁殖って冬の休眠期にはしませんよね・・・。

越冬は容易、ということだったのですがやはり、水差しでは越冬できませんでした。

(そりゃそうだ)

まず、水差し状態の子が次々と枯れ始め

次いでハイドロ状態の子が枯れ始めました。土植えの子も枯れていきます。

 

唯一残ったのは、掘り起こした5センチの子なのですが

これは希望が持てる!状態がしっかり安定している。

うちに入荷する葉っぱちゃんたちと同じサイズだから管理しやすいし!

 

本体を完全防御しつつ、挿し枝にも気を配り、双方の状態を見比べる日々。

そんなギリギリの冬を過ごし、春の兆しが見えてきたころ。

 

本体が!本体がびっしり新芽を出している!!

 

よく頑張ったブレ子~!!(号泣)

上から下まで、ちっっっこい葉っぱがびっりしと!

ちっこすぎて、びっしりになるまで気がつかなかったけど(汗)

毎日毎日、懸命に生きていたんだねー!本当、えらいよ!えらい!

 

思えば、もう冬の銀杏の木なみに、枝しか残ってなくて

ある日帰ったら部屋からブレ子がいなかった日。思わず絶叫しました。

しつこく蘇生させようとする七咲をあきらめさせるためか

旦那様が極寒の屋外、ベランダに放棄。していたこともあった・・・。

(放置、じゃないんです。放棄。いやー本当に枯れ木だったので・・・)

 

ごみ袋で包んでビニールハウス状態で守ってやるには(図鑑の教え)

枝を切らないといけない!(あまりに背が高くて90リットル用でも包めない)

ごめん、それ怖くてできない!!(挿し木の時は自分を見失っていたので)

枯れ木を切るって、スゲーコエー。と及び腰で結局裸で越冬させた事もあった・・・。

 

越冬のため水やりを控えつつも、まだ「湿潤好み」にこだわって水やりを続け

でも水は冷たかろうよ、と沸かしたお湯で水をやりたい日もあった・・・。

(沸かしても汲み置きしてても時間がたてば冷えるんですが、まあ気分的に)

 

etc、etc...

 

と走馬灯のようにブレ子との切羽詰まった毎日が思い起こされ

 

これでもう安心だ!!

 

と気を抜いたとたん、それまで頑張っていた掘り起こし5センチの子が倒れました。

 

あイター・・・。

ごめん、ちびブレ子。

君がいてくれたから、希望を捨てずに今まで頑張れることができたんだよ。

七咲の歴史に燦然と輝く星になれ!

そしてこれからもどうか迷える植物生活を思い出の中から導いて下さい。

合掌。

 

 

そういうわけで、ブレ子は今、元気になりつつあります。

ちっこい葉っぱも見違えるように、大きくなりました。

この夏の間に、一年前の姿を取り戻せるといいのですが。

 

と、この怒涛の大騒ぎ中に、年末の大掃除で発掘されたものがあります。

仕事場の勉強ノートを捨てるかどうか内容を確認していたら、植物のページに

 

ブレイニア。10度前後、水やりは普通に(でも湿潤土大気、でも葉水はしない)

 

という走り書きが。

 

入荷してるジャン!!過去に!!

 

しかも、自分で調べて葉水はしない、って書いてるジャン!!!!

 

・・・己のうかつさに泣きそうです。

 

(全く記憶がないということは、当時入荷していたブレ子には目もくれず?)

(いやまあ、目をくれてる暇もないくらい配属替えで奮起していたのかもしれない)

(・・・と思っておこう・・・)


ブレ子(ブレイニア)

2007-09-29 22:17:30 | ブレイニア

おはずかしながら、ウチの子です7。

「環境に慣れるまで葉を落とす」って、その「葉を落とす」状態を
どこまで「環境に慣れるまで」って許容すればいいのさー?!

って、がけっぷちパニックです。


■ ■ ■


つい先日、ぶらりと町を歩いていて
園芸ショップの店先で目があってしまった子です。

なんと私の腰の高さまである大きさで「398円」!!!

「0」のつけ忘れか?!と値札を見直しましたが、398円でした。

安い!!驚くほど!(倒置法)

これを見てしまっては
うちで売ってる100円のミニ観葉も高く見えるってものですよ。
(錯乱状態)

あ。ちなみに、ウチの売場に入荷した事はありません。
園芸ショップなどで時折見かけては、気になっていた子です。

この幸運を逃すことなく、見事にゲットできました!
旦那様、ありがとう!!!(買っていただきまして!)


■ ■ ■


写真ではちょっとわかりづらいですが(夜半に撮ったもので)
丸い葉っぱに、ところどころ白い斑紋が入って、とてもさわやかです。
家の中に、ぷち高原が出現したようなさわやかさ。

その葉っぱが

黄色くなって、はらはら舞い落ちております。

ちょっと、ブレ子。
紅葉(黄葉?)するにはまだ気が早くってよ?
いや。黄葉だけならいざ知らず、散ってどうする、散って!!(焦)
気が早いのもほどほどにお願いしますよ、ほどほどに!

と。
これは過去にも、アジアンタムやベンジャミンなどで経験した事象ですが
「環境に慣れるため葉を落とす」という、図鑑の一文が思い起こされます。

昔、丸裸になったアジアンタム、あれは「環境に慣れる為」だったのか!?
しかも「ビニールで覆い発芽を待つ」って書いてあるし!
それも今読んでも後の祭りだし!!

と、今の職場になって園芸図鑑を開くことを始めた為
数々の真実に打ちのめされました。
(基本中の基本、水やりの方法とか置き場所とかでさえも、驚愕でした)

その日から今日、図鑑片手に何とかここまできたわけですが

もう二度と同じ轍は踏むまいよ!
と固く誓って、初日からハラハラ舞うブレ子を日々観察し続けているものの

一体、ブレ子はいつ、ウチの環境になじんでくれるのか?!

というのが今最大の心痛の原因でございます。

私は、独身生活から結婚生活になじむまで2年かかりましたけど。
(2年間意味もなくマリッジブルーだったという事かしら?)
(つーかそういうのもマリッジブルーっていうのかしら?)

ブレ子のこの「慣れの舞い(葉っぱ落ち)」の状態が2年も続くとは思えない。
つーか、このペースで落ちたら2ヶ月後には

枯れ木だよ!!マイガッ!

一人でブレ子の舞いを観賞していると、悪い方へ悪い方へ、考えてしまいますが
その近い将来の悲痛な叫びを避けるために
店とウチとの環境の違いを考えてみたのですが。

店先で直射日光を浴びてた、って事くらいしか・・・。
(ウチのベランダは魔の地獄門なので絶対そこには置きたくないって事くらいしか…)

聞きにいきたいけど、へたれすぎて店を訪ねる勇気がわきません。
ブレ子には悪いのですが、二人三脚でもう少し頑張ってみます。


■ ■ ■


我が売り場で世話をしている子たちは
当然、日光には当たっていません。10時から9時まで照明で過ごしています。

そして乾燥に気を使いつつ、水やりの頻度は「土が乾いてから」が基本です。
同じ種類でも土の乾いてる子には水をやりますが、乾いてない子にはやりません。
湿潤を好む子はマメに葉の様子を見て葉水で補います。
乾燥を好む子は4~5日くらい水やりの間隔を空けてます。

ぽつん、と残っている子以外は大抵長くても2週間くらいの在籍です。
(月に3回のペースで発注して、順次売れていきますので)

ぽつんと残っている子は長くて半年以上、ほぼ1~2か月くらいいますが
七咲がしっかり面倒をみているので、安心してお買い上げください。

初めて育てるので何もわからないわ。と不安な方は
お声をかけていただければ、売り場で世話していた様子をお教えできます。
それを基本に、あなたのお家の環境に慣らしていってみてくださいね。

習うより慣れろ!(植物も)慣れさせろ!!

久々に言いますが、コレでございます。
葉っぱちゃんと、仲良く二人三脚で慣れましょう~。

ブレイニア(コバンノキ)