曲がり角で みつけたもの

思秋期になり曲がり角に差し掛かってきました。その中で感じた事、見つけたものを記事にしていきます。

草薙神社 龍勢花火

2012年02月18日 | 史跡
草薙神社にまだ、漂っております、はい。

草薙神社本殿横のやぐらにこんなものが。



一枚に写しきれない長さの竿がありますが、なんだと思います??

私達もこの前でしばし、なんだこれ??


昔はこんな形だったようです。門の裏に展示されていました。



龍勢花火と言われるものの、現在の仕様なんですが、なんといってもこの竿の長さ。

まさか、このまま飛んでいく???

社殿左横に、何か展示してある物があったので、覗いてみました。

  

ガラス越しなので、うまく写っていませんが、先端の火薬の詰まっているところがスケルトンでわかるように展示されています。この櫓で発射させるようですが、さて、あの竿の長さはいったい何の為???展示を見ただけではわかりません。

龍勢花火の打ち上げの写真もありましたが、さて、長い竿はどうなったのか、よくわかりません。あんな長いものが飛んできたら、えらいことですわね。

????のまま、横の方の壁を見たら、昨年の、龍勢花火の打ち上げ後と書いてある竿が展示されていて、上の写真の左のカプセルの中身と三角部分がなくなり、竿の上に大きな空き缶がくっついているような感じになっていました。筒の中から、ロケットのように中身が飛び出していくようです。

龍勢花火には保存会があり、その、HPがこちらです。HPに詳しく龍勢花火が載っていますので、是非ご覧くださいね。私も今HP作成の勉強中で、どなたがつくられたのかわかりませんが、なかなかの力作です。

特にご覧いただきたいのはこちらのページ打ち上げの様子が詳細に載っています。また、地元の保存会を中心にこの地の方たちの龍勢にかける思いや、脈々と今に伝わる、またこれからも伝えて行きたい文化と言うか行事と言うか、普段、こういうものに触れることなく生きてきた私にとって、少なからず、このHPの中に書かれている事に、衝撃を感じました。

龍勢花火は、昼はのろし型の龍勢。夜は花火型の流星と呼ばれるそうです。

ロケット式火噴射竹筒で、尾竹竿とよばれる、私たちがびっくりした、竹竿の長さは15m。
打ち上げられたロケットは高度300mにも昇るそうです。

毎年9月20日前後に行われ、その時の催事(祭事)の様子も詳しく載っています。

さてさて、見た目地味な神社の、深い歴史に圧倒されつつ、草薙神社を後にしようとして、足元を見たら、こんなマンホールがありました。

今は旧静岡市と旧清水市が合併して、一つの大きな市となりましたが、これは旧清水市のマンホールでしょうか。




ユリの花が象ってあるように見えます。

旧清水市と現静岡市のマンホール、過去に写してあります。
  

興味のある方は覗いてみてくださいね。

この後、私たちは県立美術館まで、1,5km。そして、その近隣をウオーキングして、久しぶりに汗をかいて、気持ちよかったです。
なによりこの日は青空が綺麗だった。

県立美術館は大勢の人で賑やかかかったですが、ちょっと裏に出ると景色はいいし、人はいなくて静かな穏やかなところ。しばしベンチで眼下に見える街並みを眺めながら、ゆったりとしました。
県立美術館駅までまた1.5km歩いて。電車に乗り、また、サイクリングで自宅まで。

遠方に出たりする旅も楽しいけれど、こんな身近なところを思いがけない発見をするのも楽しいですね。充実の充実の時でした。