只の道…淡々と歩く

無いものを在るとする…ゆくゆくは苦悩となる
無いものは無いのです。

身体は大切にしてくださいね、ひとつですから

2016-01-27 08:04:50 | 日記
『イメージがよく湧いてくるのです』と言われる方がいます。
イメージも記憶で思考です。

この記憶から支配されていると心配、不安、苦悩に入っていくのです。
ですからイメージがよく湧いてくるものを、
頭の中から放出しなければいつまでも支配され続けます。

『でもいいイメージなんですよ』と言われますが、
結局は心配、不安、苦悩になってきます。
『イメージ』は『イメージ』で良い事でも悪いことでもありません。

そこに良いを持ち出すと悪いが付いてくるのです。
「なぜ良いのか」と思考の分別、比較、認識が出てきて
「このことが悪いから」と決め付けるのです。

逆もしかりです。
「なぜ悪いのか」と思考の分別、比較、認識が出てきて
「このことが良いから」と決め付けるのです。

このように思考は幻想ですから永遠に解決できないのです。
良いが無ければ悪いもありません。
悪いが無ければ良いもありません。

『それじゃ、つまんな~い』と私(思考)がやるから
どうしようもないのですね。(笑)


只の道…淡々と歩く

心の研究もされている禅師、井上御老師のホームページから
一節ずつを、私(思考)が観てみましょう。
あくまで私(思考)から観たものです。
このことは信じないで、常に“実践”で明らかにしていってくださいね。

・・・記憶されたものを、ひっぱりだして精細に記憶の中から観念で作り上げて、
それと現実と入れ替えてやろうと思うようなことを、できないことをするのよ…前回

   『そのときの事実と言うものは再びないんだから、
    なのにあった事実が過去の残影として、
   残像としてこの記憶の中にあるものを引っ張り出してくるでしょ
。』

いかがでしょう。
おわかりになったでしょうか?
わかりやすく説明されている部分です。
事実は“今のこの瞬間”です。
過去は記憶で幻想です。今にはありません。

しかし、私(思考)には在ると信じて疑いません。
「信じて疑わない」のをぶち壊さない限り
事実の“今この瞬間”は無思考とわかりません。

ですから可能な限り無思考に居ることが大切ですね。
これは“実践”で身に付けられます。
過去は記憶で幻想ですから、
まったく今には無いということを自覚できればいいですね。

例えば苦しい思い、嫌な出来事、嫌いな上司等は幻想で
すべて無いということです。

ひとつ在るのは事実の“今この瞬間”という無思考ですね。

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