なごやん京子のふるさとづくり奮闘記

わたしが出会ったふるさとを元気にしようと頑張っている人をご紹介します。

伝統食の代表 「つけもの」

2009年10月18日 00時46分00秒 | 新着情報
日本のどこにでもある伝統食といえば、つけもの。
でもその味、漬物にする野菜はその土地ならではの野菜であり、その味はその
土地の気候にかかわるものであって、どれもそれなりに納得!の感があります。

とくにその土地のおばあちゃんがつくる漬物は伝統食の究極の逸品です。
たとえば秋田の「いぶりがっこ」とか名古屋の「守口漬け」とか商品になって
売られていますが、その土地のおばあちゃんがつくる漬物はその家の味が
あって、その味が世代を超えて伝わってきたのだといつも思います。

どうやら私は「世代を超える」とか「伝える」という言葉に琴線があるようで
そんな匂いのする代物には、「くんくん」と嗅覚を働かせてしまいます。

今、産地直売所が結構はやっています。
道の駅や、農協が経営している産地直売所や、有機野菜を取り扱うお店や
自然食品のお店も増えてきています。

おばあちゃんが作った漬物も商品として、お店にならんでいることが増えました。
「安心」「安全」の食材であることが人気であることはもちろんなのですが、
そんなおばあちゃんの味を感じながら、自分のおばあちゃんや、おかあさんが
つくってくれた漬物の味、そんな自分の子どものころを思いだすことも
人気がある理由かななどと思います。

そんな思いを引き出す時空間がいま、都会の人たちの心に求められていると
思うとうれしくなって、

つい

「う・ふ・ふ」と一人でほくそ笑む不気味な癖を私は持っているようです。




養父市へ行ってきました

2009年10月06日 01時15分31秒 | 新着情報
まちむら交流きこう様の着地型旅行企画「市長村長と語る旅」に参加してまいりました。
養父市は京都から「きのさき1号」にのって1時間強の兵庫県但馬の国にあります。

市長様より、まちづくりの方針を伺いました。
①3万人のまちづくり
(H16当時は3万人を超えていたましたが、今は2万8千人ほどだそうです)
②観光交流人口150万のまちづくり
(ハチ高原をたずねるスキー客は今は100万人くらいだそうです)

養父市は「子ども夢プロジェクト」に手を上げられていて、今までも行ってきた子ども達の自然学校などの取組をさらに広げ、民泊にも取り組もうとしています。

おいしいお米、有機野菜、鉱山探検などなど盛りだくさんの25、26日の二日
間でした。

市長様のエネルギッシュなお話や、鉱山探検のガイドさんの地球資源の大切さ、
命をかけて銅を掘り、日本の発展を支えてくださった方々の仕事をご説明して
くださった熱い思いに感動しながらの二日間でした。

都市との交流はただ、観光地を回るのではなく、そこに住む人たちから
都市では感じられない、歴史や、生活の知恵を学び、また、さとの人たちは
自分のさとを訪れる人たちへ心からおもてなしをする。

そんな着地型旅行は、ただ通り過ぎるのではない思い出をつくってくれるように感じます。

ぜひ、養父市にお出かけを。。。。。


小田村の村長さん

2008年11月20日 23時49分56秒 | 新着情報
安芸高田市甲田町というところに、小田村というテントの販売所が
あります。
80歳を過ぎた村長さん(=店長 販売所をキリモリされています)と
副村長さんのお二人が交代でこの私設 道の駅「小田村」をやっておられます。
国道沿いにあり、広島から三次へいく主幹道路で、トラックなどの車通りに
あって、地元の農家から持ってこられたお野菜や、卵や、お花。

冬の時期は焼き芋も売っておられます。
一昨年の冬はここで私も焼き芋をやかせて頂きました。

本当にこのまちはお年寄りの方々がお元気なんです。
見た感じも背筋も曲がっておられない、つやつやのお顔をした
村長さんはどう見たってそんなお年にはみられません。

この道の駅は、JAのガソリンスタンドがつぶれそうになられた数年前に
有志の皆さんでそれを引きついて「小原石油」という会社を作られ、そこの
事業としてガソリンスタンドとこの「小田村」を始めたんだそうです。
とにかく、その皆が結束して頑張ってしまうところがこのまちの
ものすごい力なんだといつも思っています。

女性はふるさとづくりのパワーの源です

2008年11月01日 13時27分10秒 | 新着情報
どこの町も女性はいまや、ふるさとづくりの担い手として活躍されています。
安芸高田市も例外ではありません。

数ある活動の中、えーのー夢茶屋をご紹介しましょう。
そういえば、安芸高田市についてまだ詳しくご紹介していませんでした。

人口3万人強の市です。
ちょうど5年前の4月に当時6町(吉田町、美土里町、高富町、向原町、八千代町、甲田町)が一緒になって安芸高田市は産声をあげました。

自然減少していく人口に歯止めをかけたいと思いながら、自分たちの活動を知ってもらいたいと思いながら、どこの町もふるさとづくりに取り組んでいます。
皆それぞれの立場で自分たちの出来ることを模索して、新しいことにチャレンジしています。

女性は特に皆でやろうというとその働き手として、俄然力が出るように感じるのは
私だけでしょうか。

えーのー夢茶屋は旧吉田町の常友・常楽寺地区、山手地区、中馬地区のご婦人たちが起こした自分たちで作った大豆でつくるお豆腐料理を食べさせてくれるお店です。
「夢」というお豆腐も販売しています。
詳しくは下記URLで皆さんのメッセージを読んでみてください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www16.ocn.ne.jp/~yumetya/2yumetyaya/yumetyaya.htm

私も先月の半ば、このお店を地元の方に教えていただき伺ってきました。
山こえ、谷こえ国道沿いを45分、自転車ではしり、たどり着いての昼食は
大満足の逸品でした。
いただいた冷奴定食を早速パチリ!

(注意:普通は自転車で街のなかを移動しないといわれましたが、私は車が
なかっただけです。本当なら街から自動車で10分くらいのところです)
お店には、この町に来てくれてありがとうございますというおもてなしの心
が溢れていました。

すこし、街の中心地から離れたところにありましたが、固定客もついている
そうです。
ぜひ、皆さんもお立ち寄りください。



芸備線(吉田口駅)そうじに学ぶ会 -その2

2008年10月26日 08時31分23秒 | 新着情報
(吉田口駅)そうじに学ぶ会についてもう少しご紹介したいと思います。

このそうじの会は別にきまったメンバーで構成されているわけではありません。
もともとは、このお近くに住んでおられる住吉さんがこの駅の閉鎖を知り、
当時、住吉さんの息子さんの中学生数名に声をかけ、お掃除をしてもらい
始めたことに端を発します。

10年前でもそんなお父さんの話にやってくれる中学生がいただけでも
その素直さに私は感動ものなのですが。。。。

何時のころか子どもも学校で忙しくなり、言いだしっぺの住吉さんほか
有志の方々によってこのお掃除が引き継がれて今に至っているそうです。

一口に10年といっても毎日、日曜日以外といえば月~土までの6日間、それを10年という「継続」に脱帽といった感じです。

まちおこしに必要なことは「継続」なのだと感じる今日この頃です。

芸備線(吉田口駅)そうじに学ぶ会

2008年10月21日 16時44分37秒 | 新着情報
私が一緒にまちおこしをさせていただく安芸高田市の様子をどんどんご紹介して
いきます。

安芸高田市にはJR芸備線の駅が3つあります。
「向原」「吉田口」「甲立」

この一つ、吉田口は無人駅です。
広島駅から芸備線 三次方面へ1時間15分ほどかかります。
この吉田口駅を失くさないようにしたい、自分たちの駅をきれいにしたいと
おもい「(吉田口駅)そうじに学ぶ会」は10年間、毎週月~土の朝6時に
有志の方が集まって駅舎とおトイレのお掃除をされています。

まずは、駅のテーブルに集まって、コーヒーを一杯。
みんなでいただきながらお話しが始まります。
6時過ぎたくらいに集まった数名でいよいよおそうじ開始。
トイレの中は毎日便器まできれいに磨き、床もお水を流す丁寧なおそうじ。
駅舎の中は外のはきそうじもされています。
朝もやのなか、広島へ向かう通勤の皆さんがそれぞれ「おはよう」「おはよう」
と挨拶しあいながら、集まってきます。

そうじの後は皆でまちのよもやま話に花を咲かせます。
小さな交流の風景。
自分たちの力で始めるまちづくり。
そんなほっとする朝の風景です。