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BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

恋のマイアヒ (troop74版空耳歌詞付き)

2005年09月07日 | ALL

 ちょっと話題としては古いかもしれませんが…一度聴いたら忘れられない強烈なメロディ。「これは一体何語?」という、まったく意味不明の歌詞。今、どこでもかしこでも流れまくっている、あの謎の曲

この夏カラオケで、わけもわからず「飲ま 飲ま イェェ!(nu ma, nu ma iei!)」と叫んでいた人も多いのでは???

邦題『恋のマイアヒ』
原題は『Dragostea din tei(菩提樹の下の愛)』というラブ・ソング。
東ヨーロッパ、ルーマニアとウクライナに挟まれた小国モルドヴァ出身のオゾン(O-zone 大曽根ではありません。ちなみに)というバンドの曲です。

さて、ボーイスカウトの歌には、その精神や技術を歌にしたものも多いのですが、この「恋のマイアヒ」のように歌詞の意味・何語かもわからないまま、長く親しまれているものもたくさんあります。

例えば、サラスポンダ、クイカイマニマニ、ハンスカレーベ、ヤヤヨーヨーユピ、チェッチェッコリ…
スカウト歌集でいうと「イエールの歌」の章に掲載されている歌などほとんどそうですよね。

歌詞には、意味不明なカタカナが並んでいるだけですが、不思議と、頭の中に記憶されています。

多くは古い民謡であり、ほぼ歌詞の全てが「お囃子」だろうと考えられますが、口承されるうちに意味ある言葉は削られて伝わってしまったのかもしれませんね。

 主なスカウトソングを聞いてみたいなら…
http://pitapa.sakura.ne.jp/convention/scout_song/index.html


持っていない人は、ぜひそろえておきたいもの…
□ ボーイスカウト歌集 504円
□ スカウトソングCD 3枚組 3675円
 http://www.scout.or.jp/j/info/supply/catalog.html
スカウト用品は愛知県連本部で購入できます。
 http://www.scout-aichi.or.jp/concern/organization/goods.html

スカウトソング ハンドブックならp280-281
マスターターゲットバッチならF7 スカウトソング


      

<<特別付録>> 恋のマイアヒを歌おう!!

恋のマイアヒは、実はルーマニア語で書かれています。
ルーマニア語は、若干の例外がありますが、基本的にはつづり通りの発音をします。
さぁ!本日は74団空耳歌詞付きだぁ!カラオケにGO!

□ Ma-ia-hii  マイアヒ
Ma-ia-huu  マイアフ
Ma-ia-hoo  マイアホ
Ma-ia-haa □  マイアハ・ハァ~

Alo, Salut, sunt eu, un haiduc,  あのぉ? 擦る? すんげぇ… うーん 吐いとく!?
Si te rog, iubirea mea, primeste fericirea.  捨てろ you! beer まぁ黒にして パンチだ
Alo, alo, sunt eu Picasso,   あらー あらぉー すんげぇ ピカソ!
Ti-am dat beep, si sunt voinic,  三段ビーフ 超すっごい肉
Dar sa stii nu-ti cer nimic.  出させてえーの? さらに肉

▽ Vrei sa pleci dar nu ma, nu ma iei,  米だ 米酒だ 飲ま 飲ま イェ!
Nu ma, nu ma iei, nu ma, nu ma, nu ma iei.  飲ま 飲ま イェ! 飲ま 飲ま 飲ま イェ!
Chipul tau si dragostea din tei,  キープだ牛! 預かっててぇ~
Mi-amintesc de ochii tai. ▽  並みくれぇだぁ? 大きいてぇ!! イェ!

▽~▽ 繰り返し

Te sun, sa-ti spun, ce simt acum,  で、すぐ節分 ジェシーと あっ食うん!?
Alo, iubirea mea, sunt eu, fericirea.  あの you! beer まぁ、捨てぇよ パンチだ
Alo, alo, sunt iarasi eu, Picasso,  あのー? あのぉ…? 死んどらへん!? ピカソ…
Ti-am dat beep, si sunt voinic,  三段ビーフ 超すごい肉
Dar sa stii nu-ti cer nimic.  出させてえーの? さらに肉

▽~▽ 繰り返し2回 
□~□ 繰り返し2回
          ピカソ???→<もう肉も食えねぇ、酒も飲めねえ

※ ちょっと強引のところもありますが、ボーイスカウトらしくBBQを囲んでの様子が目に浮かぶような歌詞にしてみました。誰かキャンプファイア用の振付作ってちょ!!
※ ルーマニア語・英語対訳 http://www.catteacorner.com/dragosteadintei.htm 



家型テントの良さについて

2005年08月25日 | ALL
 活動の参考にいつもさせて頂いている『スカウティング研究センター事務局長の日記』(http://riics.seesaa.net/)で『家型テント』の良さを話題にしています。
http://riics.seesaa.net/article/6163858.html

 わが隊でも、ボーイ隊に家型テントからドームテントに切り替えて久しくなります。
 今回の県大会でも、千種地区の参加隊は全て、他の地区でもほとんどがドームテントを使用していました。
 ドームテントは、設営・徹営が簡便であり、運搬も容易であることから、班の人員・スカウト数が少なくなった現状では、非常に便利であります。
また、種類も豊富、性能には多少の難があるものの安価な品物も多数出回っており、入手もしやすいです。
 さらには、記事で引用されているブロクが言うように、『家型テント=時代遅れ』の社会認識があります。
 
 しかしながら、やはり、家型テントは、ドームテントに比べ、その居住性、耐久性もさることながら、教育効果の点でも優位性があると考えています。
 例えば、設営徹営を効率的に行う(家型でも一人で立てることは不可能ではありません。大変だけど…)ための知恵、工夫、経験則、美しいシルエットを創り保とうとする美意識、技術、知識等々……家型テントはスカウトに頭とセンスを強く要求します。『スカウトの考える力』を育む教材としてはうってつけで、ドームテントで同様の効果は期待できません。
 同じことがキスリング(登山リュック)にもいえます。キスリングでも、パッキング、快適な背負い方にやはり知恵や経験、工夫しようとする意思が、昨今のアタックザックに比べ強く求められます。
 確かに、最新の道具は便利で簡便、定められた使い方をすれば誰でもほぼ同様な結果・効果が期待できます。自ずとスカウトの考える(考えようとする)機会は減りました。
 このことから、訓練のため、かたくなに家型テント、キスリングを使用している団もあるやにきいています。
 
 しかしながら、わが隊は、その教育効果は認めるものの、様々な理由から、やはり便利で現代的な道具を導入する事を厭うべきではない、むしろ積極的に取り入れるべきであると考えています。失われた教育機会は、これを補う他のプログラムを提供すれば事足ります。(とはいうものの、わが隊でも年に数回でも家型テントを建てる機会を持とうかなぁ…)
 
 ただ、その最新の道具の便利な機能を使いこなそうとしない、機能すら知らないスカウトが少なくないのでこれには注意を払うようにしています。
 例えば、長年使っていてもアタックザックのストラップ機能を一度も調整したことがない者もがいるなんてこともありました。性能が良すぎるせいか、多少変な背負い方をしても我慢できる不快さに収まってしまうかでしょう。
 これではほんとうに頭を使わなくなってしまいます… 
 今はインターネット等で簡単に情報が入手できます。ほんのちょっとの手間は惜しまないで、ぜひ調べてもらいたいですね。
 
 例えば↓
 オールアバウト・アウトドア
 http://allabout.co.jp/travel/outdoor/





あの夏の日から…

2005年08月05日 | ALL
 あの日から明日で60年経ちます。

 1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」が、広島市上空で世界初の原子爆弾「リトルボーイ」を投下した。
 熱線と衝撃波によって市街は壊滅し、約14万人の死者を出した。その後、原爆症等で亡くなった人を含めると、犠牲者は25万人以上に登る。
 この日、広島市では原爆慰霊祭で世界平和を祈念するアピールが宣言され、燈籠流しが行われる。


    


『スカウとの兄弟達よ、厳粛な選択をお願いしたい。
 世界の人々の間にはその言葉と体格に違いがあるように、思想や感情にも違いがあります。
 戦争はわれわれに教えてくれました。もしある国民が他の国民に自国特有の意思を押しつけようとするなら、恐るべき反動が起きます。
 ジャンボリーは我々に教えてくれました。もし我々がお互いに我慢し譲り合いを実行するなら、共感と調和が生まれることです。
 もし諸君の同意が得られるなら、ここに決意をもって出発しようではありませんか。我々の間に、我々のボーイの間に同志意識を伸ばし、スカウト兄弟愛の世界に拡がる精神を通じて世界平和と幸福、それに人々の間に善意を育てようではありませんか。
 スカウト兄弟諸君答えてくれたまえ――君達は私と共にこの努力に参加しますか。』(出典 ウィリアム・ヒルコート著・根岸監修・安齋監訳『ベーデン・パウエル 英雄の2つの生涯』p477)

 B-Pが、1920年8月7日、第1回世界ジャンボリー閉会式で、世界のスカウトに、こう呼びかけてから間もなく85年が経とうとしています…


※ 第1回世界ジャンボリーは第1次世界大戦により開催が延期されていました。




残すのは感謝のみ

2005年08月04日 | ALL
  第16回愛知県連盟大会開催まであと2日となりました。
参加スカウトは、隊長、班長の指示に従って順調に準備が進んでいる!?…と思います。

ところで、スカウト運動では、環境のための行動指標である『スカウト環境行動スローガン』、そして『野外生活のおきて(アウトドア・コード)』を定めています。
県大会に参加するに当たって、もう一度これらの内容を確認しましょう。(スカウトハンドブックp56~p59)
これら意味するところが何であるかは、スカウトハンドブックの関係するところををじっくりと読み、また、これまでの訓練・活動で得た知識や技術を思い出せばおのずとわかると思います。

 えっ!…わからない?…そんなときは班長に聞いてみなさい。  

『スカウト環境行動スローガン』…
わたしたちスカウトは、自然の恵みに感謝し、地球市民として、自然の美しさがいつまでも保たれることを願い、地球環境の保護のため積極的に行動します。
緑の大地を守り育てます。
1 かけがえのない水と空気を汚さないようにします。
1 すべての動植物の命を大切にします。
1 かぎりある資源の節約とリサイクルにつとめます。
1 地球にやさしい野外活動を実践します。

『アウトドア・コード』
地球に優しい野外活動をするために…
1.事前に計画と準備をします。
2.地表や植生に悪い影響を与えないように努めます。
3.適切なゴミ・汚水処理をします。
4.自然を大切にし、来た時の状態にします。
5.火の扱いには、細心の注意をはらいます。
6.野生生物の命を大切にします。
7.他の人々に配慮します.


『徹営後のキャンプ場の状態を見れば、その場所を使った班や隊が、きちんとしているかどうかはっきりわかるということを忘れはいけない。まともなスカウトなら、決してキャンプ場を汚れたままにしてはおかない。きれいに掃除をし、あらゆるごみは埋めるか焼くかする。そうすれば君たちが帰ったあと、そこを掃除するめんどうがないから、農家の人はこの次も喜んで君たちに使わせてくれる。
 隊でも個人でも、キャンプの後を不潔に乱雑にしたままにしておくことは大きな恥だ。
 徹営の後に残すものは、次の二つだけと覚えておきたまえ。
1 何も残さない。
2 土地の所有者への感謝』(B-P著『スカウティング フォア ボーイズ』p164~p165)


「残すのは感謝のみ」…
 B-Pが活躍した時代は、現代ほど自然保護に対して問題意識が高まっていませんでしたから、B-Pがスカウティング フォア ボーイズ等で環境保護について言及した記述は多くはありません。
 土地を貸してもらうために…であるとか「あらゆるごみは埋めるか焼くかする…」という記述だけとってみれば、不適切だとのそしりを免れないでしょう。
しかしながら、ここで引用した全部を十分読みこなせば、つまりは同義であるといってよいでしょう。
リーブ・ノー・トレース(leave no trace)とは「足跡も残さない」という意味で、 野外活動を行う際に自然にダメージを与えない方法を実践する活動の標語となっています。
 ここで引用した全部を十分読みこなせば、まさにB-Pの言葉は、この運動の趣旨と同義であるといってよいでしょう。

 リーブ・ノー・トレース運動のHP(英語)
http://www.lnt.org/membership/index.html


 自然体験活動推進協議会(CONE)のHP
http://www.cone.ne.jp/
ボーイスカウトは協議会の一員です


※ 世界環境保護バッチ
君たちの制服の右ポケット、世界スカウト章の上についているパンダのマークのバッチの意味はわかっていますか?
これは、世界環境保護バッチと呼ばれるものです。
隊や班の環境保護活動プログラムに積極的に参加したすべてのスカウトの努力の記として着用できるものです。
バッチには、スカウト章と世界自然保護基金(WWF)のシンボルマークのパンダがあしらわれています。
環境保全・環境調査等に関わる活動を奨励するために着用しているということは理解してください。


         ひよこ隊員の気持ち…

 ひよこ隊員、ピーマンを残してはだめじゃないか!!
 班長…自分は…どうしても感謝の気持ちを形で残したいのですぅ…



   …全部食えよ


今日は?そうです!始まりの日です☆

2005年07月29日 | ALL
ボーイスカウト運動は、1907年、ベーデン-パウエル卿(B-P)自らが隊長となって、ブラウンシー島で20人の少年たちとともに実験キャンプを行ったことからが始まりだとされています。


実は、98年前の今日7月29日がこのブラウンシー島実験キャンプの第1日目の日なのです。


 ブラウンシー島実験キャンプは、1907年7月29日(月)から8月9日(金)までの12日間、イギリス南部のプールという町の沖合、ブラウンシー島で行われました。
 参加者は、B-Pと、B-Pのおいを含むロンドンのさまざまな社会階層から選ばれた20人の少年です。
 B-Pは、この時50歳、陸軍中将でした。


 島に到着すると少年たちは、制服の原型となる半ズボンとフランネルのシャツ、百合の花のバッジが付いたつば広の帽子に着替え、5人ずつ「シギ」「カラス」「オオカミ」「雄ウシ」と名づけられた4つの班(パトロール)に分けられました。
 各班には、それぞれの動物の絵を描いた旗(班旗)と色違いの肩飾り(班別章)が渡されました。
 そして12日間、年齢や生活背景の異なる少年たちが、グループ活動により野外での生活、ゲームやキャンプファイアといったプログラムをこなすことにより、自主性、協調性を養ったのです。
 これが、世界初のボーイスカウトキャンプです。

 キャンプ場は、B-Pの望みにかなった場所だったようです。 
 そこは、海岸沿いの、シダや低い木が生える、硬い粘土質の平坦な土地で、片側には沼があり、もう片側は荒地となっていました。
 倉庫に使える小屋もあり、燃料や工作物を作るための木も十分ありました。
 キャンプ場前の海岸こそ、もとあったタイル工場の廃材で汚れていたようですが、すこし離れればきれいな砂浜が広がっていました。


         


 班長!!ところでスカウト運動の聖地・ブラウンシー島ってどこですか?

 ブラウンシー島(Brownsea Island)は、イギリスの首都ロンドンから車で約3時間程度、南イングランドのドーセットにある港町プール(Poole)の湾口にあるよ。町の港からフェリーで20分程度のところだよ。
 http://www.multimap.com/map/browse.cgi?X=403200&Y=87800&scale=25000

 きれいな島ですねぇ

 現在、ブラウンシー島は、環境保護団体ナショナルトラストの管理運営されていて、貴重な自然が保護されているんだ。
環境保護に関連した魅力的なイベントや講習会が随時開催されているみたいだね。
 http://www.nationaltrust.org.uk/hbcache/property293.htm

 班長!ほかにもブラウンシー島のHPを見つけましたぁ。
僕たち向けのキャンプ場もありますよ。今度のキャンプはここでしましょうよぉ…
 http://www.brownsea-island.org.uk/index.htm

 2年後の2007年スカウト運動は100周年を迎えるけれど、
その年は第22回世界ジャンボリーがイギリスで行われるんだ。
なんと!!同ジャンボリーのイベント中には、B-P卿の行ったブラウンシー島の実験キャンプを再現したプログラムも行われるんだって。僕らの年齢ならスカウトとして参加できるぞ!!

 班長!!2年も待てないですぅ。隊長にお願いしましょう!!


 21回世界ジャンボリーHP
http://www.scouting2007.org/
 ジャンボリーのブラウンシー島再現キャンププログラムのページ
http://www.world.scouting2007.org/english/brownsea/index.php


<<参考文献等>>

 Pine Tree Web
扉の写真はここから引用しました。
http://www.pinetreeweb.com/homepage.htm
他にも実験キャンプ数多くの写真が紹介されています。
http://www.pinetreeweb.com/bp-pictures2.htm

 田中治彦著『ボーイスカウト―20世紀青少年運動の原型』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121012666/scouting-22/249-8420811-9805118

 ウィリアム ヒルコート著『ベーデン・パウエル―英雄の2つの生涯』
B-Pの生涯を、夫人の力を借りて追った伝記です。軍隊のヒーローとして、また、スカウトの世界の総長として、2つの生涯を送ったB-Pの実像にせまっています。一読を!!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4882821184/qid=1122599714/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl14/249-8420811-9805118





ディスカバリー:打ち上げ成功

2005年07月27日 | ALL
 ディスカバリー:打ち上げ成功 野口さん乗せ2年半ぶり

 野口聡一飛行士(40)が乗り組む米スペースシャトル「ディスカバリー」は米東部夏時間26日午前10時39分(日本時間同日午後11時39分)、米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。予定通り地球を回る軌道に乗り、打ち上げは成功した。乗組員7人が死亡したコロンビア事故(03年2月1日)以来2年半ぶりで、今回はシャトル計画の再開をかけたものになる。(テキストは、2005年7月26日毎日新聞MSN版から引用。)

 僕らの先輩・スカウトの仲間野口さんを応援しよう!!

はじめてこのHPにお越しの方は、7月13日、14日のこのブロクの記事をぜひお読みください。




訃報:渡邉昭ボーイスカウト日本連盟元総長

2005年07月26日 | ALL
訃報:渡邉昭さん103歳=ボーイスカウト日本連盟元総長

渡邉昭さん103歳(わたなべ・あきら=ボーイスカウト日本連盟元総長、渡邉允侍従長の父)23日、老衰のため死去。同連盟主催の「お別れの会」は31日午後1時、東京都港区芝公園4の8の1の東京プリンスホテルパークタワー。自宅は非公表。
 元伯爵家の出身で、昭和天皇の学習院初等科時代の学友。戦時中も旧宮殿にあった執務室「表御座所」に出入りし、昭和天皇と話をするなど「昭和天皇の最後のご学友」として知られていた。(テキストは、2005年7月25日毎日新聞(MSN版)から引用)


渡邊 昭(わたなべ あきら)
ボーイスカウト日本連盟第七代総長 昭和四十九年五月(一九七四)推戴される。元ボーイスカウト日本連盟総コミッショナー 元伯爵、大日本少年団連盟監事、帝国少年団協会理事等を歴任する。 昭和天皇の学習院時代のご学友でもある。三島通陽(日本連盟第四代総長)、松方三郎(日本連盟第六代総長)の後輩として、学習院で乃木希典院長の教育を受けた。 昭和三年、三島通陽(当時は東京連合少年団理事長)の紹介で、東京連合少年団 の理事になったことがボーイスカウト運動との出会いであった。先輩の二荒芳徳、三島通陽らの指導を受け、教育面に特に関心を持ち、昭和五年 鶴ヶ峰道場で少年部実修所を、また同年六月には筑波道場で幼年部実修所を修了した。引き続き田門平八所長の下で所員として奉仕し、また、中国地方実修所では隊長として奉仕した経験がある。 昭和九年五月には、財団法人少年団日本連盟審議員に就任をし、同年十一月にはオーストラリア・ジャンボリーに日本派遣団長として三人のスカウトを引率して参加した。 昭和十一年、少年団日本連盟理事に就任。昭和十三年にはヨーロッパ各国の社会教育状況の調査のため文部省から委嘱されて、イタリア、フランス、イギリス、ドイツを訪問した。特にドイツでは、青少年ドイツ派遣団(文部省主催)の参与として、朝比奈団長を指導した。そして、ドイツ派遣団が帰国後もベルリンに残り、昭和十四年六月まで、主としてヒットラーユーゲントの活動を調査した。帰国後は、大蔵大臣秘書官、企画院総裁秘書官などを歴任した。 昭和十八年には貴族院議員に当選した。昭和二十一年には全華族の方々とともに爵位を辞退し、貴族院議員も辞職した。 戦後のボーイスカウト運動再建とともにボーイスカウト日本連盟相談役、理事、評議員などを歴任し、昭和四十二年五月、総コミッショナーに就任し、昭和四十九年五月には第七代総長に推戴された。 世界的には昭和四十二年からアジア太平洋地域の委員として、また昭和四十八年七月には、故松方三郎総長の後任として世界スカウト機構世界委員会委員に委嘱され、日本のスカウト運動とともに世界のスカウト運動のために大きな貢献を残した。 昭和四十三年六月には総理府から青少年問題審議会委員に委嘱を受け、日本の青少年問題の対策に努力した。 実業界では三楽オーシャン株式会社顧問、経済団体連合会委員等を歴任した。 また昭和天皇のご学友の一人として幼稚園時代から、昭和天皇のおそばに奉仕されたことは、渡辺総長のお人柄から自然とにじみでている。 昭和四十四年十一月、藍綬褒賞受賞(テキストは、長八洲翁編著『スカウティングに影響を与えた人々』(http://home.att.ne.jp/blue/aries/kobe15/effect01.htm)から引用)


渡辺総長は、2003年(平成15年5月)総長を退任されています。現在は、日本連盟の総長は不在と聞いています。(間違っていたらコメントください。)
「総長」とは、「チーフスカウト(chief scout)」の日本語訳で、その国のスカウト運動を代表し、本運動を統理する任務を持つ者のことです。
創始者ベーデン-パウエル卿を「世界の総長」と呼んで親しむように、日本の総長もスカウトやリーダーには敬愛すべき身近な存在なのです。


久野 明子著『昭和天皇最後の御学友―ある華族の一世紀』
5歳で御学友に選ばれ、学習院初等科を卒業するまでの7年間、昭和天皇とともに学んだ渡辺昭元貴族院議員、98歳の現役人生。大山巌、乃木希典から受けた教育、戦前の華やかな華族生活、昭和天皇の数々の思い出、さらに白寿を迎えた現在、日々に思うことなどを自在に語る。

 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4120029670/qid%3D1122359783/249-1156657-6025959


合掌



海の日と海洋少年団

2005年07月19日 | ALL
 昨日は「海の日」でした。
 「海の日」は、「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」として、7月の第三月曜日とし、三連休化されています。
 また、7月1日から31日は「海の月間」であり、海への理解や認識をより深く国民の人々にしてもらうために設けられています。


 海の日には日本一の国際貿易港・名古屋港ではみなと祭りが開催され、盛大な花火大会も行われます。
 今年のみなと祭りの人出は、主催者発表で35万人だそうです。すごいですねぇ~

  えっ!?35万人といったら中核都市豊橋市の人口と同じくらいですよ!!

 祭りのプログラムの中に、「音楽隊&海洋少年団パレード」がありました。
 ブラスバンドやバトントワラー、そして海洋少年団の皆さんによる賑やかなパレードを行われました。
 海の日だから海洋少年団なんでしょうね。
(炎天下の中沿道警備の奉仕に借り出されたら大変だぁ)

 ところで、この海洋少年団 ですが、「海版のボーイスカウト」とおおまかに理解しても間違いではないでしょう。

 第二次世界大戦前は、ボーイスカウトも海洋少年団(シースカウト)も同じ組織(少年団日本連盟)を構成していた時代もあり、ともにボーイスカウトとして国際事務局に登録していたこともあったようです。
 また、大戦後、戦前の海洋少年団の一部には、ボーイスカウトとして活動を再開した団もあるそうです。

 現在は、海洋少年団は、文部科学省と国土交通省が所管する青少年に対する社会教育団体であり、
 青少年に、海に親しむ機会を与え、海に関する知識と海で活躍する技術を指導すること、「ちかい」と「やくそく」の実践を通じて社会生活に必要な徳性を養うことを目的としています。

※ 海洋少年団の「ちかい」
1 海のような広い心で団結し、すべての人を友とします。
1 体をきたえ心をやしない、りっぱな海の子になります。

※ 海洋少年団の「やくそく」
1 海洋少年団員は名誉をおもんじます。
2 海洋少年団員は誠実です。
3 海洋少年団員は人を助け親切です。
4 海洋少年団員は礼儀を正しくします。
5 海洋少年団員は進んで規律を守ります。
6 海洋少年団員は約束を守ります。
7 海洋少年団員は節約します。
8 海洋少年団員はほがらかで何事にも積極的です。
9 海洋少年団員は清潔整頓につとめます。
10 海洋少年団員は常に感謝を忘れません。

 「ちかい」はボーイスカウトのものに比べ、親しみやすい文体ですね。
 「やくそく」は内容はよく似ています。整理整頓が掲げてあるのは、狭い船上での活動が主たることからきているのかなぁ…?


※ ボーイスカウトにも、海洋を主にスカウト活動の場とするシースカウト(Sea Scout)部門があります。教育規定には、シースカウトの制服や進歩課目の具体的な定めはありませんが、一般に独自のユニフォームや海洋訓練を実施するプログラムをもっています。 
日本ではあまり一般的ではないようですが、現在国内で活動している団を知っている方はコメントください。

※ 海洋少年団は、シーカデット(Sea Cadet)と呼ばれシースカウトとは区別されています。シースカウトとは一線を画し、独自団体・方法による教育プログラムとなっているようです。


<<関係年表>>

明治41年 ボーイスカウト運動が起こる。
大正2年  東京で最初のボーイスカウト団発足。
大正8年  東京で最初の海洋少年団発足。
大正10年 裕仁皇太子(昭和天皇)英国訪問。ボーイスカウトを視察。
大正11年 全国の各種少年団を統合し少年団日本連盟(ボーイスカウト日本連盟の前身・昭和10年大日本少年団連盟と改称)が結成。
大正13年 大日本(東京)海洋少年団結成。少年団日本連盟の傘下。
昭和13年 大日本少年団連盟海洋部より独立。大日本海洋少年団結成。
昭和16年 大日本少年団連盟と各種少年団体を統合し大日本青少年団発足。教育、文化活動が政府によって統制。
昭和20年 学徒隊編成。大日本海洋少年団解散。大日本青少年団解散。
(第二次世界大戦終戦)
昭和21年 ボーイスカウトの地方組織の結成。
昭和22年 ボーイスカウト中央事務局設置。
昭和24年 財団法人ボーイスカウト日本連盟設立
昭和26年 東京で海洋少年団全国連合会の発足。
※ 海洋少年団は、海軍軍人の直接指導を受けていたこともあって再発足は遅れている。海上保安庁や平和の海協会などの援助を得て「少年海の会」が結成された
昭和28年 社団法人日本海洋少年団連盟設立。
(注:内容に誤りがありましたらお知らせください。)


<<参考文献等>>

 海洋少年団
http://www.jsf-japan.or.jp/

 明石海洋少年団
http://www2s.biglobe.ne.jp/~madamada/kaiyou/kaiyou.htm

 日本大学大学院総合社会情報研究科紀要 坂下朝 「少年団」と「少年団日本連盟」
http://atlantic2.gssc.nihon-u.ac.jp/kiyou/pdf04/1-1-2003-Sakashita.pdf

 田中治彦研究室

http://www.rikkyo.ne.jp/~htanaka/index.html
http://www.rikkyo.ne.jp/~htanaka/98/Shonen-shi.html



   <目指すところは同じじゃん



これこそスカウト活動ですわぁ…と思いますが…

2005年07月16日 | ALL
 自分自身の多忙なスケジュールの中で、プログラムが次第に粗雑になり、ただ消化していることはないか?
 また、目前の行事や集会の取り組みに力を注ぐ余り、本来の教育理念とか、運動に対する志を見失っていないか?
 ↑こんなことを思いながら、(←本当だってば)、日ごろの自隊の活動を客観的に評価・反省そして今後の参考にするために、時々日本各地のボーイ隊のホームページを検索・閲覧をしています。
 すると、すごい隊を見つけました。

↓ここです。
夙川ボーイスカウト(西宮第3団)

近年まれに見る活発な活動をしている隊と思います。
(30年ぐらい前はこれが普通だったんですけれどねぇ…(遠い目))

流行のアタックザックではなくキスリング、ドームテントではなく家型テント
レジャーテーブルではなく野外工作による食卓、椅子、調理台…
おまけに制服も半ズボンだったりして…

あっ!!スカウト杖も持ってるしぃ(スカウト杖わからない人は「活動記録」ページの過去記事をぐぐって)

懐古趣味だとか異議をとなえる人もいるとは思いますが、
よくぞ伝統的なスカウト活動を今まで維持されたと感心します。
(私なんかが見るとほんとうに懐かしいですわぁ…(遠い目2)マニアには涙もの)

スカウトもリーダーも(団委員も育成会も)本当にがんばっておられるのでしょう。
今年も2名富士スカウトが誕生しているそうですが、当然でしょう。

スカウトの皆さんもぜひリンク先の活動内容をじっくり見てみてください。
誰かが次の集会で「ここに負けないで僕たちもやろうよ!」と言い出してくれないかと期待しているのですが…(心のそこから)


               


 西宮市の西端を南北に流れる「夙川」に育まれ夙川ボーイスカウト(西宮第3団)は、スカウト活動を続けておられます。
 http://shukugawa-scout.net/index.html


 夙川スカウトの特長は、毎夏10泊の長期野営(短くても7日間)を続けていることです。
全員参加である県連合同野営があっても1週間。ジャンボリーの年は全員参加でないので10日間。
1年間の活動の総仕上げとして、ごく初期を除いて、この日数を頑なに守り続けているそうです。
この10泊の夏季長期野営が、夙川ボーイスカウトのアイデンティティであるいいきっておられます。
(さらに、春休みには、5~7泊の野営を継続して実施とのこと。)
 http://shukugawa-scout.net/camp/index.html

 夙川スカウトが、10泊の夏季長期野営を継続できるのは、普段の活動(隊集会・班集会)もしっかりできているためです。
なんと昭和48年以来、毎月の活動はほぼ以下のパターンを崩しておられないそうです。

<プログラムの基本パターン>
第1土曜日 夜 隊集会(室内集会)
第3日曜日 午前 班長訓練・午後 野外集会
第3土曜日 夜 班長会議
第4日曜日 ハイキング または キャンプ
毎週1回以上 班集会

 <基本集会ルール>
(1) 集会は100%出席が原則である。どうしても欠席しなければならないときは、事前に欠席届を提出する。出席率80%以下の班は集会に参加できない。
(2) 班旗は班のシンボルである。班旗のない班は集会に参加できない
(3) すべての集会(班集会も)制服を正しく着て誇りをもって活動すること。
(4) すべての集会は21時までに解散する。
(5) 集会等の行き帰りに買い食いやゲーム等をしないこと。
(6) 提出物等は決められた日時に必ず提出すること。
(7) 班集会は、班長会議で承認を得た企画書通り行い、班長次長は事前に充分打ち合わせをして行うこと。
(8) 班費等いかなる名目でも班でお金を集めないこと。

 <当番班の任務>
(1) 集会の準備、後片付け、進行をする。
(2) 提出物の取りまとめとチェックを行う。
(3) セレモニーに関する一切を行う。
(4) 集会場所の整備と点検をする。
(5) 当番班長は班長班の班長となり、まとめ役をする。
(6) その他隊全体の推進、活力の基となる。

 http://shukugawa-scout.net/camp/ordinary/index.htm





残念!次に期待。 野口飛行士 その2

2005年07月14日 | ALL
 ディスカバリー:打ち上げ延期 燃料タンクのセンサー異常
2年5カ月ぶりの飛行再開を目指した米スペースシャトル「ディスカバリー」は13日(日本時間14日)、外部燃料タンクの液体燃料センサーに異常が見つかり、同日午後に予定していた打ち上げを延期した。<毎日新聞2005年7月14日MNS版>

 昨日話題にしたスカウトの先輩でもある野口飛行士の夢の実現はもう少し先になりそうです。がんばれ野口さん!!


             


 さて、昨日のこのブロクで、野口さんは、ボーイスカウトで養われた協調性が飛行士選考の際に評価されたことを紹介しました。

 協調性と一言で言っても、具体的にイメージできないスカウトもいると思います。
スカウトに求められる又は養われるべき協調性とは…

 班(仲間)の中で「これは!僕に任せて」という役割を見つけて、その責任を果たすこと。

 自分の意見を言い、決定に関わり、事態の進行に影響を及ぼすこと。でも、他の人の意見には耳を傾け、他の人たちも異なった考えや意見を持てるということを受け入れること

 隊や班で起こった困ったことにも何か自分が役に立つことはないか申し出ること。

ということだと理解していればいいと思います。

 この夏の県大会は、5泊6日と普段に比べ長期なものとなります。
 また、地区で合同隊を編成するので、普段とは違う仲間と協力して生活・プログラムを進めていきます。
 新しい仲間の中には、もしかしたら海外からのスカウトも含まれるかもしれません。
(地区で韓国隊を受け入れる予定です。チング(友達)になってくださいね。)

 野口さんに続いて、素敵な仲間作りができるスカウトになってほしいです。


                <キョーチョーセイ!!



 <<保護者の方へ>>

 ボーイスカウトの教育システムの特徴の一つに「年齢の異なる小グループ(パトロール)での作業」があります。
 このパトロールシステムについての意義については次のとおり説明されています。

『ベーデン-パウエルが「パトロールシステム」と呼んだものはスカウティングの基本的要素のひとつである。
 チーム、班などの小集団とは、スカウティングの基本的な集団作りである。それは7人から8人の青少年(年齢の低い集団の場合はそれより少ない数)で構成され、そのうちのひとりが「指導者」となる。全く単純に、これは青少年の自然な発達原理、友達との集団を作り、一緒にやっていこうという傾向を利用したものである。こうした集団のいくつかを一緒にして(普通は4つか5つ)隊を形成し、それは、一人の成人指導者によって支援される。
 このシステムは尊重された時にシステムとしてうまく機能する。すなわち、班が主導権を持っている場合、青少年が自分たちに関わる活動の選択や決定を下すときに本音が言える場合、参加している成人たちが青少年を心から支え、共に進み、成功するように援助する場合である。

 言い換えるなら、この「班」は隊を細分したものではないし、「班長」は成人指導者が命令や決定を伝える回路ではない
 この小集団の中で共に活動したり、生活を組み立てていくことを通じて、その構成員たちはお互いを見出し、その強さや限界を知るようになる。それぞれの者はお互いをどんな分野であてにできるかを知っており、その集団生活に貢献できるかがわかっている。
これこそ、スカウトたちが小集団の中で共有する生活体験であり、それは喜びや楽しいとき、同じに困難や別れも伴うであろう。』(世界スカウト機構発行「スカウティングの実践」於保・市川訳)

 日本では、成人指導者のことを一般的にリーダーと呼んでいますが、海外では班長こそをリーダーと呼ぶ場合もあります。
 いずれにしても、ボーイスカウト活動は、塾や少年野球やその他のお稽古事のようにあらかじめ、成人指導者が用意するカリキュラムに子供が受動的に又は強制的に参加するというものではないということはご理解いただけたと思います。

 しかしながら、これを実践することは非常に難しいことです。
スカウトは、あらかじめ十分な経験も知識も技能も備わっている訳ありません。
一方で、保護者の方などが期待されるような進級や技能取得を効率的、効果的に進めようとするならば、いかんせん成人指導者が、カリキュラムを立て、個々プログラムを用意し、すべて環境を整えた上で活動をさせてしまうことになりがちです。
 残念ながら、74団でもこのような現状となっているといえます。

 しかし、成人指導者の中では、こうして与えられることによって得られた、知識や技能がどれほど彼らの成長に貢献しているのだろうか…自問するときがあります。
やはり、スカウト活動の本質的意義、子供の自然の中の遊びのメカニズム、青少年の力強さ、自然な性向と力量を積極的に利用する有効性を理解すべきだと考えております。

 もっとも、スカウトそれぞれが依存から自立し、スカウト活動を行うには、成人の適切なアドバイスが必要です。
 そのアドバイザーの中に、保護者の方も加わっていただければと思っています。

・例えば、「今度のキャンプで作る食事を、お母さんと今日一緒に作ってみない?」と、スカウト技能、進級課目、毎月のプログラムの内容を話題にするなどして、スカウトのモチベーションを高めていただくこと。

・例えば、集会をサボろうとしていたら、「あなたが欠けては班(隊)の活動が成り立たないはずよ。あなたは隊の重要な一員だって聞いているわ…」と、集会等への参加を促していただくこと。

・例えば、自宅でだらしない格好をしていたら、「スカウトは礼儀正しいはずだったわよねぇ(苦笑)」と、日々の生活の中でもスカウトであることを自覚させること。

 こういったご家庭での簡単な行動が、スカウトを成長させ、本当の班―スカウトたち自身でやりくりすることができる有能な班ができるための、大きな助力であると確信しています。


 今日からどうでしょうか?
 「○○君。お母さんと一緒にスカウトハンドブックのこの料理作ってみようか?…」



 世界スカウト機構発行「スカウティングの実践」於保・市川訳は下記からPDFでダウンロードできます。
http://www4.kcn.ne.jp/~bs-waka/Library/Library.html




野口聡一飛行士

2005年07月13日 | ALL
 日本で5人目の宇宙飛行士となる野口聡一飛行士が乗り組む米スペースシャトル「ディスカバリー」が13日午後(日本時間14日早朝)、宇宙に飛び立ちます。

皆さんもすでに知っているとは思いますが、野口さんは、ボーイスカウト茅ケ崎第二団所属のスカウトで、ビーバー隊副長です。


宇宙飛行士三期生"に選ばれた野口聡一さん
百八十㌢、 八十二㌔の堂々たる体格。大学時代はアメリカン・フットボール部に所属した スポーツマンだが、意外にも、選抜で重視されたポイントは小学校から続けているボーイスカウトだった。 来年度から建設が始まる宇宙ステーションが活躍の舞台となるが、各国の飛行士と助け合っていく協調性がスカウトの活動で養われていると評価されたのだ。<読売新聞1996年5月30日朝刊>


このことは、NASAの野口飛行士関連ページ でも一番最初に書いてあります。

As a Boy Scout, Soichi Noguchi learned the value of teamwork early in life. Those lessons prove even more valuable today as he prepares to return the next Shuttle to space with his fellow crewmembers – a team transcending national boundaries(訳:
野口さんは、ボーイスカウトとして、早くからチームワークの大切さを学んだ。このことは、世界各国から集められたチームの一員として準備作業を進める上で、今大変役に立っている。)


 「宇宙飛行士野口」を語る時、カブスカウト、ボーイスカウトの経験は欠かせない。母美栄さん(66)が「できるだけ多くのことを経験させたい」と考え、小二で入団した。
 ボーイスカウト茅ケ崎第二団の先輩、脇本保則さん(49)は「子どもと話す時はしゃがんで、子どもの目線。リーダーシップがあり、責任感が強かった」と見ていた。イベントで招いた米国の中学生がとけ込めず、脇本さんらが悩んでいた時、野口さんが話をして明るく元気になったことがあるという。「英語力だけでなく、子どもの気持ちもケアできると思った」<中日新聞2005年5月3日朝刊>


皆さんの先輩でもある野口さんの活躍を皆で応援しましょう!!
明日の打ち上げを注目してください!



<<その他関連サイト>>
野口聡一さんを励ます会のHP
http://hokuryo.net/noguchi/index.html

スカウト経験のある宇宙飛行士(英語)
http://www.usscouts.org/usscouts/eagle/eagleastronauts.html
その日本語訳
http://www.scoutnet.or.jp/~src/astronauts.htm

スカウトハンドブックなら321ページ


       <ガンバッテェ~




面接考(受験にも使える面接マナー) その2

2005年07月12日 | ALL
 昨日に引き続いて、菊章面接に関するお話をします。
 今日は、面接に際してのQ&Aです。これから菊章面接を受けるものにとって大いに参考となるものと思います。
 また、すでに面接を終わったスカウトでも、面接の意図を知ることは有益です。

(注意:本内容は、一面接官の個人的な見解・責任のもと記すのであって、かならずしも日本連盟、愛知連盟、千種地区の考えと一致するものではありません。)



Q 話すのは苦手、面接では何を話せばよいかわかりません。

A 面接は、面接官に、①自分を正しく理解してもらい、②自分に共感してもらい、そして③自分が菊章に進級することに賛成してもらう作業です。
ですから、何はともあれ、まず、自分が自分のことを正しく把握している必要があります。自分のこれまでのスカウト活動を振り返り、自分はどうしてスカウト活動を続けてきたのか、スカウト活動から何を得たのか、などをじっくりと考えてみてください。
次に、饒舌になる必要はありませんが、言っていることが分からないのでは困ります。友達同士ではおしゃべりできても、立場がまったく違う人、年齢や経験も違う人となるとうまく行かないということが多いと思います。
このことについては、流行語や仲間同士の隠語ではなく正しい日本語で、無駄な言葉をそぎ落とし、言いたいことを端的に表現する練習を、隊長やご両親などを相手に繰り返すことにより、自信がつくようになります。


Q 面接の合否の基準がわからない。面接官によって甘い厳しいはあるの??

A 面接では、質問内容なども面接官や面接を受けるスカウトによって若干違いがでてきます。
また、面接では、「こう質問した際に、こう答えたら○」という明確な基準もありません。
ですから、面接の判断基準は、個人差があってあいまいだと思われていますが、面接官が抱く望ましいスカウト像についてはほとんど差がありません。
集会に積極的に参加しているとか、「ちかい」や「おきて」を理解しているとか、協調性・コミュニケーション能力・リーダーシップがあるとか…といったことです。
君にいくつかの質問をする中で、君の人となりやスカウト活動を把握し、望ましいスカウト像に比べて君はどうかということで判断していると考えてください。


Q 自分の性格について、どう答えていいか分かりません。自分では、真面目にコツコツ努力するタイプだと思うのですが、人からは頑固な奴と思われているようです。自分の性格の見つけ方を教えて下さい。

A 面接の際、性格分析でそれほど深刻に悩む必要はありません。性格分析は自分探しのようなものです。面接官は、「私は自分のこんなところが好き、こんなところが嫌い、だから今後どうしていきたい。」という回答を待っています。短所をどう自覚していてどう補っているか、または克服するためにどうしてきたか、そういったことを話すことで、君の良さをアピールすることもできるのです。


Q 進級課目はなんとかこなしましたが、技能に自信がありません。スカウト活動でやりたいこともわかりません。こんな気持ち菊章の面接に臨むのはいけないと思っています。どうしたらいいですか?

A 菊章に進級しても、これまで十分スカウト活動をしてこなかったスカウトにとっては、自分が手本になるなんて無理だという気持ちになるのもわかります。
しかし、菊章の面接は、君のスカウト活動を見直すきっかけとなったのではありませんか?こらから活動を始めるぐらいの気持ちでいいので、自分のスカウト活動について隊長や先輩などと話し合ってはみてはどうですか。
案外、自分のやりたいことがわかっている人は少ないものです。続けて、いろいろな活動に参加しているうちに、その中でやりたいことに近いことも見えてくるかもしれません。


Q 部活ばかりしていてスカウト活動について聞かれると自信がありません。自己PRは部活のことでもよいのでしょうか?

A 面接において皆さんがアピールできるのは、「過去の自分の経験」しかありません。
部活動での体験で、「ちかい」や「おきて」に関するようなことで気づくことはありませんでしたか?部活動の中で得たこと、経験をこれからのスカウト活動でどう生かしていきたいかなどをまとめておくのも一考です。


Q 「がんばったことは何ですか」と聞かれても、学校生活では部活にも入っておらず、もっぱらスケートボードばかりしていましたけれど、これでもいいですか?

A がんばったことであればなんでも構いません。ただ忘れてはいけないことは、菊章面接である以上、「君ががんばったこと」というのも、「ちかい」と「おきて」の実践のアピールの場であるということです。「○○をがんばった」ではなく、なぜそれをしたいと思い、どのように取り組み、どのような成果を得ることができたか、「おきて」の何に関連するのかというポイントを折り込んだ内容にしていく必要があります。


Q やはり優等生らしい模範回答をしたほうがいいのですよね。模範回答ってありますか?

A 面接の質問には、なんらかの意図があり、あらかじめ面接官が期待している答えというものがあるということは確かです。
しかしながら、面接官は何十何百という面接をこなしています。スカウトの付け焼刃的な対応、うそ、過大な誇張はすぐ見破ってしまいます。
やはり、普段の自分の活動を素直に振り返りまとめておくことが大切だと思います。
あえてテクニックというのならばすべての回答をスカウト活動(「ちかい」と「おきて」の実践)に結び付けましょう。菊章の面接の狙いはすべてそこにあるといえるのです。


Q 先輩が面接を受けた時、「友達をスカウト活動に誘いたいなぁとお盛っています。あなたなら友達にスカウト活動をどう説明しますか?」と聞かれてどう言えばよいか分からなかったと言っていました。用意をしていない質問に対してどのように対応すればよいのですか?

A 面接の際にはこのような突発的な質問がくることがよくあります。
この質問に関していえば、スカウト活動に対する理解度や、隊の普段の活動の内容などについての質問と考えることができます。もしかしたら、君のコミュニケーション能力を推し量っている可能性もあります。
いずれにせよ、面接では「君のスカウト活動のこと」を聞かれているのです。どんな状況でも答えられるように、これまでの君の活動を振り返り、まとめておくとよいです。


Q 面接を受けた人の話では「君の宗教観」を問われたと聞きました。宗教観といわれても考えたことがないのでよくわかりません。

A 人生には、自分の力ではどうすることもできない狭間で、苦しみ、悩み、悶え、迷うことが幾度となくあることでしょう。そんな時に、心の支えになるのは、結局、宗教(信仰)なのかもしれません。
あやしげな似非宗教的団体にだまされないためにも、よい宗教観をはぐくむ必要があります。「ちかい」にあるとおり、神(仏)をうやまい、自分のつとめを行うことが君たちに望まれています。
ともあれ、まず、自分の家の信仰する教宗派は何かを知り、その教えを知るところから始まります。
そして、その教えから、日常どういう生活を送るべきかかが、おぼろげながらでも考えられるようになれば、宗教観が育まれてきたといえるのではないかと思います。



 できることはすべてやっておく。『そなえよつねに』が勝利の法則です。








受験にも使える面接マナー その1

2005年07月11日 | ALL
 7月10日に地区の菊章面接会が行われました。
 面接官として今回を振り返り、今後、菊章に挑戦するスカウトに参考になればと、受験に際し気をつけておいてほしいところをまとめてみました。
 高校受験、大学受験、採用面接でも注意すべきことは同じですので、それ以外のスカウトもぜひ目を通してもらえたらと思います。


 菊章面接は、概ね次のような流れ(質問)で進みます。時間は、20分程度です。

・自己紹介(学校名、学年、課外活動等)
・ボーイスカウトを始めた動機
・スカウト活動で印象に残っていること、がんばったこと
・日ごろの生活の中での『ちかい』と『おきて』の実践について
・簡単なスカウト技能に関する質問

※ スカウト活動、ちかいとおきての実践といった話題では、何についてどのように取り組んでいるか、何を学んだかを事前に整理しておきます。
 「キャンプが楽しかった。」では、面接官はがっかりします。一行回答はマイナス印象大です。
 「平成17年の夏の愛知県大会で、班長に任じられました。合同隊だったので、班員の多くが初めて会うスカウトばかりだったので、どうまとめていったらいいか非常に不安でした。少しでも共通する話題がないかと、できるだけ、話しかけたりして…。」なんて話し出せば、面接官も身を乗り出して君の話に聞き入るでしょう。苦労したこと、失敗したこと、それをどう克服してきたか等のエピソードは強力なアピールにつながります。
 班長や隊長と一度どんな風にまとめたらよいか話をすると良いです。


 面接時のマナー

※ 服 装  
 制服、制帽、記章類は正しい位置につけられていること。制服は、洗濯をし、アイロンをかけておくべき。靴・靴下と普段は見えないところも汚れていてはマイナス印象です。


※ 手 順

 <入 室>  入室時には軽くドアをノックし「どうぞ」の声が掛かってから開ける。
その場で軽く気をつけの姿勢で、面接官を見て一礼「失礼します」といい入室する。
あわてる必要はないので、ドアの方に向き直り、ドアを閉める。

 <着 席>  たいてい中央に受験者の椅子が用意されているので、その椅子の脇まで進み、気をつけの姿勢。さらに一礼する。「ボーイスカウト 愛知連盟 千種地区 名古屋第74団 (班名) (氏名) 菊章面接よろしくお願いします。」とはっきりと大きな声でいう。
面接官に「どうぞ」と勧められてから席に着く。
…ここまでで、あなたの第一印象が決まります。だらだらとしない!!


 <姿 勢>  面接中の姿勢は、軽く椅子に座り、背筋を伸ばし、手を軽く握りひざにのせておく。ひざかしらはくっつける必要はない。
(女子スカウトならば、手を桃の上で重ねてておき、両脚をそろえ、左右どちらかに軽く斜めに流して座ってもよい。)
身ぶり手ぶりは大げさにならない程度ならするとよい。
質問には、質問者の方を向いて、はっきりと大きな声で受け答えします。

 <終 了>  面接官の終了の言葉で、椅子の脇に立って、「どうもありがとうございました」といいながら一礼。 さらに、ドアのところで開け、振り返り面接官に一礼。ドアは静かに閉める。最後まで注意を払うこと。


 面接までのチェックリスト

□ 面接会場には遅れない。(当然!)
□ 控え室では、さわがず、気持ちの集中に努める。
□ 入室前に、もう一度身だしなみをチェックする。(スマートネスで)
□ 自分の番がきたら、大きく深呼吸して入室する。
□ いつもより少し大きな声で、一言一言ハッキリ話す。(快活)
□ 言葉につまったときは、あわてず一呼吸置く。
□ 意地悪な質問に対しても、感情的にならない。
□ 失敗しても、悲しんだり、ニヤニヤしたりしない。堂々と最後まで
□ よく理解できない質問は、内容をきちんと確認する。
□ 知ったかぶりをしない。
□ 退出まで気を緩めず、きちんとした態度で臨む。


 今回の面接で特に気になったこと。

 一般に面接では、入室時から最初の質問までの数分間で、あらかた結果が決まるといわれています。
 であるなら、もっと第一印象を良くする準備をすべきではないかと思いました。
 第一印象を左右するポイントは、「表情」、「視線」、「話し方」、「聞き方」、「話しの内容」、「姿勢」を挙げています。
 (表情については、このブロクの7月1日のDo a Good Turn Daily vol.4 をもう一度読みなさい。)
 制服がよれよれであったりしたスカウトもいました。せっかくの晴れの舞台に臨むのですからもっとパリッとしてほしかったかな…
 また、正しく気をつけの姿勢が保てないスカウトも目立ちます。指先がまっすぐでない、ひざが折れているのが目に付きます。
 椅子に座っているときも同じ。背筋が曲がる。次第に指先や脚がもじもじしだす。
 姿勢については、皆さんにも日々の集会でも指摘していますが、緊張時には、日頃慣れていない動作はなかなかできないものですから注意してください。
 
 また、内容について事前に用意がされてきた印象が少なかったです。
 明らかにこの面接についてのリサーチ不足です。
 所詮自分について質問されるのだから、どんなことでもその場ではなんとかなるだろう…と思っていませんか?そんな人は、今すぐ3分間の自己紹介をしてみなさい。なんともなりましたか????


 できることはすべてやっておく。『そなえよつねに』が勝利の法則です。

6/22 千種地区救急看護安全委員会の報告

2005年06月22日 | ALL
本日開催された千種地区救急看護安全委員会の報告をします。

1 日時 6月22日(水) 19:00-21:00
2 場所 千種生涯学習センター
3 内容
(1)県連からの報告
   愛知県大会会期中安全衛生上次のことに注意して欲しい。
  ・へび、あぶ、蚊等有害虫対策をとること。長袖長ズボンが望ましい。ポイズンリムーバーも有用である。虫除け剤は、適応する虫の種類により内容が違うので注意すること。
  ・鉈斧等刃物の使用には細心の注意を払うこと。
  ・熱中症対策を徹底すること。帽子は必須。飲み水等の対応

ポイズンリムーバー
http://www.nnland.co.jp/pal/shop/best/measure.html

毒虫・毒蛇に対する処置
http://f20.aaa.livedoor.jp/~dacchi/dr/page/06%20hachi/hachi.html
http://f20.aaa.livedoor.jp/~dacchi/dr/page/07%20dokuhebi/dokuhebi.html

熱射病日射病の処置
http://f20.aaa.livedoor.jp/~dacchi/dr/page/11%20nessyabyou/nessyabyou.html

ファーストエイド
http://f20.aaa.livedoor.jp/~dacchi/dr/


(2)役員選出
   委員長 75団石槫、 副委員長 87団加納、91団勝田

(3)事業計画
  ア 委員会開催
  イ 講習会開催 7/9・10 スカウト対象救急章講習会  10/23 指導者対象安全講習会

(4)その他
   今年度より活動中の事故に対する共済が事業が変更されています。

http://scout.or.jp/j/info/pr/kyosai/kyosaip.html


文責 74団健康安全委員      

スカウティングは運動であって、ただ単なる組織ではない(保護者の方へ)

2005年06月20日 | ALL


団のホームページを開設して、間もなく1月が経とうとしています。
ホームページの閲覧者数を表すカウンターが毎日順調な増えていることほど、ページ管理の励みになるものはありません。
今後ともどうぞ宜しくお願いします。

これまでは、開設初期ということで頻繁に更新・変更をしてきましたが、
おおむね必要なコンテンツは固まってきたのではないかと思います。
今後はさらに内容の充実に努めながら、皆さんの閲覧のタイミングにあった更新をしきたいと考えております。


             
               

 さて、本ホームページの開設の大きな目的の一つとして、スカウトの保護者の方への情報提供があげられます。

スカウトの健やかな成長を願う気持ちは、保護者も隊長も変わりはありません。
保護者に対してその思いを伝え、また、スカウト活動によって彼らがよい社会人として成長していることを理解してもらうことは、隊長の役目の一つです。
これまでは、保護者への説明会を開催したり、印刷物を配布したりしていましたが、
今ではインターネットという便利な道具が発達し、安価で、迅速、簡単に情報発信がすることができます。

今までページを閲覧されて、お気づき方もおられると思いますが、
プログラムの周知、隊集会の報告といった記事においても
単に事実の掲載にとどまらず、現在隊で何が問題となっているか、どういう意図・目的でプログラムを作成しているか、目標とする成果は何で、どのような基準で評価しているか、結果はどうだったか、反省点難であるか、さらに、事前や事後に保護者がどのように関われるのか等も努めて書くようにしております。

また、スカウト活動そのものを深くご理解いただくためにも、
スカウト活動の創始者であるベーデン-パウエル卿や先達の重要と思われる言葉や、日本連盟の規程類を引用し、おきて、ちかい、班制度、進歩制度といったスカウト運動特徴を紹介しています。
それぞれ引用した引用した書籍や資料、ホームページを明示しています。
引用した書籍等は、現在でも容易に購入・閲覧できるものばかりですので、さらに興味をもたれた方はぜひごらんいただければ思います。


 創設者ベーデン-パウエルが「スカウティングは運動であって、ただ単なる組織ではない」というように、
固定的な組織で硬直してしまうことなく、運動体としてのスカウティングを発展させるための組織でなければなりません。
隊、団委員会そして育成会(保護者)が、それぞれの役割の中で、協力・連携して日々の活動を進めなければ、効率的で効果的な活動は実現不可能です。


『隊長は、学校の教師でも、司令官でもなく、牧師や講師でもない。必用なことといえば、野外活動を楽しんだり、少年たちの野望の中に自分もとけこんだり、また信号や図画であろうと自然研究や開拓的冒険であろうと、少年たちが希望するものを、教えてやってくれる人たちを見つけてきたりする、こういう能力がありさえすればよいのだ。』(ベーデン-パウエル著「隊長の手引き」日本連盟発行)
  

本団は伝統的にスカウト出身者が指導者となってきました。
このことは、隊やプログラムの運営について基本的な知識技能は身についていることや指導者間の意思疎通が図られやすいといった長所がある反面、
ともすれば自己のスカウト時代に身につけた技能に甘んじたり、プログラムが自己の経験の焼き直しであったり、指導者同士なれあいや甘えが生じやすいことなどの弊害も認識しているところであります。

特に保護者の方への理解と協力を得る努力を怠ってきたのではないかとの反省もしております。
保護者が隊指導者として活躍している団に比べて、
74団は、保護者と一致協力してのプログラム展開が活発ではないことも、スカウトの減少の遠因となっているのかもしれません。


 保護者の方の隊行事への参加、見学は常に歓迎しています。
料理、裁縫、園芸、音楽、各種の工芸、スポーツ、その他趣味などの専門的な知識や技能をお持ちの方には活動のインストラクターになってみませんか?

また、隊の活動についてのご意見、ご要望、アイディアもお寄せください。
例えば、この活動記録のページはブログ形式となっています。
各記事で、掲示板のように「コメント」を受け付けることができます。
記事単体のページにあるフォームから、名前やコメントを書き込んでください。

保護者方の一緒に、より効果的効率的な隊運営を考えていきたいと思っております。
よろしくお願いします。



              

             

<コメント記入の際のお願い>

※ 本団の活動に厳しいご意見であっても削除することはありません。
必要であれば隊長等からコメント等もコメントとして又は個別に回答いたします。
 
 ただし、専らスカウト活動、団、隊、指導者、スカウト及び育成会員等の財産、信用、名誉、プライバシーの侵害や団や隊の活動、運営を妨げることを趣旨とするもの、本文と全く関係のないもの、法令、公序良俗に反するもの等不適当なコメントと判断するときは、当該投稿者の承諾を得ることなく、かつその理由を投稿者に説明することなく当該コメントを削除することがあります。

※ 当団は、コメントに関して、投稿者と他の投稿者又は第三者の間で生じた、著作権・商標権等の知的財産権、名誉・信用・プライバシー等の人格的権利その他一切の権利の侵害等の問い合わせ等について一切関知しません。投稿者は、自己の費用と責任で当該問い合わせ等を解決してください。

※ 機能上の制約として、コメントは自らは削除することができません。訂正・削除は下記へ依頼してください。

nagoya74@mail.goo.ne.jp