BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

家型テントの良さについて

2005年08月25日 | ALL
 活動の参考にいつもさせて頂いている『スカウティング研究センター事務局長の日記』(http://riics.seesaa.net/)で『家型テント』の良さを話題にしています。
http://riics.seesaa.net/article/6163858.html

 わが隊でも、ボーイ隊に家型テントからドームテントに切り替えて久しくなります。
 今回の県大会でも、千種地区の参加隊は全て、他の地区でもほとんどがドームテントを使用していました。
 ドームテントは、設営・徹営が簡便であり、運搬も容易であることから、班の人員・スカウト数が少なくなった現状では、非常に便利であります。
また、種類も豊富、性能には多少の難があるものの安価な品物も多数出回っており、入手もしやすいです。
 さらには、記事で引用されているブロクが言うように、『家型テント=時代遅れ』の社会認識があります。
 
 しかしながら、やはり、家型テントは、ドームテントに比べ、その居住性、耐久性もさることながら、教育効果の点でも優位性があると考えています。
 例えば、設営徹営を効率的に行う(家型でも一人で立てることは不可能ではありません。大変だけど…)ための知恵、工夫、経験則、美しいシルエットを創り保とうとする美意識、技術、知識等々……家型テントはスカウトに頭とセンスを強く要求します。『スカウトの考える力』を育む教材としてはうってつけで、ドームテントで同様の効果は期待できません。
 同じことがキスリング(登山リュック)にもいえます。キスリングでも、パッキング、快適な背負い方にやはり知恵や経験、工夫しようとする意思が、昨今のアタックザックに比べ強く求められます。
 確かに、最新の道具は便利で簡便、定められた使い方をすれば誰でもほぼ同様な結果・効果が期待できます。自ずとスカウトの考える(考えようとする)機会は減りました。
 このことから、訓練のため、かたくなに家型テント、キスリングを使用している団もあるやにきいています。
 
 しかしながら、わが隊は、その教育効果は認めるものの、様々な理由から、やはり便利で現代的な道具を導入する事を厭うべきではない、むしろ積極的に取り入れるべきであると考えています。失われた教育機会は、これを補う他のプログラムを提供すれば事足ります。(とはいうものの、わが隊でも年に数回でも家型テントを建てる機会を持とうかなぁ…)
 
 ただ、その最新の道具の便利な機能を使いこなそうとしない、機能すら知らないスカウトが少なくないのでこれには注意を払うようにしています。
 例えば、長年使っていてもアタックザックのストラップ機能を一度も調整したことがない者もがいるなんてこともありました。性能が良すぎるせいか、多少変な背負い方をしても我慢できる不快さに収まってしまうかでしょう。
 これではほんとうに頭を使わなくなってしまいます… 
 今はインターネット等で簡単に情報が入手できます。ほんのちょっとの手間は惜しまないで、ぜひ調べてもらいたいですね。
 
 例えば↓
 オールアバウト・アウトドア
 http://allabout.co.jp/travel/outdoor/





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