ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

じゃじゃ馬馴らし

2010年11月07日 | 観た
11月7日(日)

今日はじゃじゃ馬馴らしを観て来ました。


翻訳劇はあんまり観ないんだけど、何しろ亀ちゃんがご出演なのでね。しかも女性役と聞けば、どうしても歌舞伎の女形をやってる亀ちゃんと比較してみたいじゃない。

さて、亀ちゃんのキャタリーナ。
私はNINAGAWA十二夜の麻阿っぽい雰囲気でやるのかなーと思っていたんですが、格好はドレスだけど、結構‘素’の亀ちゃんのしゃべり方でした。
最初のじゃじゃ馬だった頃はもうしゃべり倒しで罵詈雑言をまくし立て、杓子みたいなので誰彼構わず叩きまくるし、妹のビアンカを殴って気絶させちゃうし、それはそれは手の付けられないじゃじゃ馬振りでした。
ドレスのリボンをたすき掛けにして、側転→パンチときた時は会場中が大拍手!
実際、じゃじゃ馬ってどんな馬なのかなーとか、チラッと思ったりしながら見てましたが、さてこれを本当に馴らせる人がいるのか!と思うほど。

で、そのじゃじゃ馬を馴らしちゃう筧さんのペトルーチオ。
じゃじゃ馬キャタリーナの上を行くしゃべりまくりで、あんなに罵詈雑言を口にしてたキャタリーナが何も口を挟めないくらい。
持参金が多ければそれがどんな娘であっても結婚する自信があると言い切るだけあって、どんな人をも煙に撒きあっという間に自分のペース。
いるよねーこういう人。人の話、何にも聞かずに自分の事ばっかりしゃべって相手を黙らせるタイプ。
最初から最後まですっごい早口でしゃべり倒してせりふ覚えるのも大変だったでしょうけど、体力消耗するでしょうねー。

キャタリーナの妹ビアンカは月川悠貴さんは初めて見る役者さんでしたが、顔がちっちゃくて華奢で本当に女性かと思うくらいきれいな方でした。
ほとんど表情を動かさずせりふもあまりなく、動きもゆっくりで大変おしとやか。
唯一、相思相愛のルーセンショーとのラブラブシーンが、ビアンカの表向きの表情ではない本来の姿を見られたシーンだったとおもうのですが、なんと!私の席の位置から全然見えなかったのー(泣)
舞台の下で違う役者さんが別の芝居をしていて、それとまるっきりかぶってしまってて全然見えなかった・・・。今回は座席の位置が悪かったなー。

で、ルーセンショーの山本裕典くん。
爽やか!
オメメパッチリキラキラで、唇はプルップル。ビアンカに一目惚れしてまっすぐにアターック!
なんか眩しかった。

シェイクスピアは苦手苦手と思っていたけど、今まで食わず嫌いだったかもな。
今までにもちょくちょく色んなシェイクスピア芝居観てきたんだけど、特に「わ、コレすかん」と思ったこともなかったし。
ちょっと回りくどいせりふが多いってだけで、やっぱり芝居って面白いや。
じゃじゃ馬亀ちゃん、とっても面白かったです!
コメント (3)
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