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旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

ステンドグラスが目を惹いた 誠之堂:埼玉県深谷市

2019-02-13 16:26:29 | ぶらり旅

 ステンドグラスといえば花や文様を見ることが多い。此所では中国風の物語が描かれている風だ。深谷市大寄公民館敷地内に建てられている「誠之堂」内から見ている。

 2月4日月曜日、スキー行きのため年に数回取る臨時休暇だったが、越後湯沢は朝から雨模様で激しくはないが止む気配はなかった。若い頃と違い雪ならせっかくだからと滑ることはあっても、雨ではその気は起きない。かぐらなど高所へ上がればおそらく雪であろうが、視界は閉ざされているであろう。朝食を済ませ片付けも済んだが様相は変わらなかったので帰宅することにしたが、TVの天気概況では群馬は晴れているようだ。いつもの手順、関越トンネルの先晴れ間が出ている辺りで寄り道をすることにした。

 関越道が開通してからは、群馬県・埼玉県は通り道で寄る機会が少なくなっている。先ずは妻のこだわり「道の駅」を地図上に探す。普段寄ることのないメイン道路から外れた花園IC最寄りの「道の駅・かわもと」に定めた。到着してみるとJA深谷直営の「農産物直売所」と食堂棟のみで、道の駅におきまりの物産館はないようだった。が、妻にとっては安くて豊富な農産物に加え、並んで設けられている花のコーナーの切り花・鉢物の豊富さに魅了されていた。もちろん安価な価格も。

 道の駅でガイドを手に入れると、「渋沢栄一」ゆかりの地であり、所縁の施設が点在していた。一筆書きで各施設を回れそうであったので、とりあえず「誠之堂」を目指した。レンガ造りのどっしりとした建物であった。

 「誠之堂」は「清風亭」と並んで深谷市大寄公民館の敷地内に並んで建てられていた。とりあえずは外観から

 コーナーから煙突、そしてテラス側へ回り込む。

 簡単そうで実は手間取っている。公民館の受付で観覧を申し込むと程なく案内の男性が現れた。(オジサン?初老の?おそらくボランティア)順に案内してくれるのだが、渋沢栄一の出世話から、この建物の移築の話、天皇皇后の行幸啓を蕩々と述べてなかなか先へは進めない。せかすようにしてやっと玄関の中へ。

 そして玄関からの眺め、漆喰の天井と網代天井。

 見事だったのは、やはりステンドガラスの数々、ガイドにも載っていたが、受け売りはしないので興味のある方はweb上で・・・。此所では写真写りの良かった部分を掲載。

 昨年秋訪れた「飛鳥山公園・旧渋沢亭」にもステンドグラスが多々あった。こんな案配だったか??

 この建物「誠之堂」は現在国の重要文化財に指定されている。由来は渋沢栄一喜寿の祝を記念して第一銀行行員達の出資で世田谷区瀬田にあった第一銀行の施設内に建てられた。ちなみに渋沢は第一銀行の初代の頭取であった。

 いくつかの曲折を経て取り壊しが予定されたが、渋沢栄一生誕の所縁の深谷市が譲り受け、この地に移築した。レンガ構造物の移築は想定外であったため、かなり技術の検討が必要であった・・・と、その作業などを案内人から時間をかけて説明されたのだが・・・・?

 「清風亭」「生家」の項へつづく。



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