昨日は高熱を出しダウン。
一昨日の帰りから調子が悪くなり、昨日一日は寝て過ごし、今日の午前でやっと熱が引く始末。一年に一度はこういう日がある。「生まれてこのかた、風邪も引いた事がない」という人には該当しないのが悔しい・・・
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という言葉がある。
これは古代ローマ時代の風刺詩人デキムス・ユニウス・ユウェナリスの遺した言葉で、本来は「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」という祈の言葉で、
「肉体が健康なら、精神も健康」という事では無い。
原文の訳は以下の通り。
……強健な身体に健全な魂があるよう願うべきなのだ。
勇敢な精神を求めよ。死の恐怖を乗り越え、
天命は自然の祝福の内にあると心得て、
いかなる苦しみをも耐え忍び、
立腹を知らず、何も渇望せず、
そして、ヘラクレスに課せられた12の野蛮な試練を、
サルダナパール王の贅沢や祝宴や財産より良いと思える精神を。
私は、あなたたちが自ら得られることを示そう。必ずや
善い行いによって平穏な人生への道が開けるということを。
しかし「肉体が健康なら、精神も健康」という考えは一方で棄てられないと思う。別の諺があってもいい。
健康であれば精神力もあり、思考能力もあるが身体がちょっと不調になっただけでそれらは発揮されない。
不健康になってみてやっと、健康状態、というのは「当たり前」ではなくて「奇跡」である、と思う。
最近、各団体の練習の最後に挨拶として述べている、「来週お会いできたらお会いしましょう」という言葉は、奇しくも昨日のアリルイヤ合唱団で練習に行けなかった事で実現?してしまった。
一瞬一瞬を大事に生きよう、と思った。
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