漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

夏がゆく

2014年09月09日 | スポーツ

夕べは紀伊半島の沖合いを台風が通過していたそうで、
その風のせいか、雲がなく、満月がきれいでした。

今朝は台風一過の上天気、
もう秋だなと思わせておいて、日中はかんかん照り。

まぁ、まだ九月半ばですからね、
こんなモンでしょう。

そう云えば、2.・3日前かな、
頭の上からツクツクホーシと懐かしい音。

思わず街路樹を見上げたけど、姿は見えない。

ひと夏、害音と言えるようなクマゼミの大合唱が続くと、
一匹だけのツクツクホーシが、

妙に郷愁を誘います。

私の生まれた山村では、
カナカナはもちろん、ミンミンゼミや油蝉も競うように鳴いてたのにな。

都会の喧騒の中を

心細げに泣いていた、
ひとりぼっちのつくつく法師は、ゆく夏を惜しんでいるかのようでした。

  錦織は つくづく惜しいと法師蝉  









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