夕べは紀伊半島の沖合いを台風が通過していたそうで、
その風のせいか、雲がなく、満月がきれいでした。
今朝は台風一過の上天気、
もう秋だなと思わせておいて、日中はかんかん照り。
まぁ、まだ九月半ばですからね、
こんなモンでしょう。
そう云えば、2.・3日前かな、
頭の上からツクツクホーシと懐かしい音。
思わず街路樹を見上げたけど、姿は見えない。
ひと夏、害音と言えるようなクマゼミの大合唱が続くと、
一匹だけのツクツクホーシが、
妙に郷愁を誘います。
私の生まれた山村では、
カナカナはもちろん、ミンミンゼミや油蝉も競うように鳴いてたのにな。
都会の喧騒の中を
心細げに泣いていた、
ひとりぼっちのつくつく法師は、ゆく夏を惜しんでいるかのようでした。
錦織は つくづく惜しいと法師蝉