元気でも困るが・・・

北朝鮮の金正恩氏に重体説が流れ、
一時は、世界中のニュースとなりました。

今の処、
その真偽は不明ですが、

この国が、
「謎多き国」であることは、間違いのない処。

その統治機構や経済状況、
あるいは国民生活の実態など、時折伝わりますが、

いずれも断片的で、
「ホントかね」と疑いたくなるような内容も多い。

私の子どものころ、
アフリカは暗黒大陸と呼ばれ、

数多くの冒険小説の舞台となり、
少年の私は、胸をときめかして読んだものです。

ただ、おなじ「謎の国」でも、
当時のアフリカがはるかに遠い別世界だったのに対し、

現在の北朝鮮は、
行こうと思えばゴムボートででも渡れる距離。

何か不穏な事でも起これば、
日本にもその影響が及ぶのは確かです。

例えば、
独裁者の死や失脚によりおこる権力争い、

さらにそれが悪化して、
内戦などと云うことにでもなれば、

国境を越える難民の大量流出などが考えられ、

もしそんなことにでもなれば、

シリア内戦による大量の難民が
ヨーロッパへ押し寄せ、それによる大混乱のような事が、

日本でも起こりかねない。

独裁者が、
ミサイルを撃ち上げて喜んでいる姿は、

見ていて、
芳しいものではないが、

だからと云って、
突然死んでもらっても困る・・・

国際政治と云うのは、なかなかにムツカシイもんですな。