漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

「そうでない」女優さん

2018年10月14日 | ユーモア
漫画「大家さんと僕」がヒット中のお笑い芸人、
矢部太郎さんが、

京都で行われたトークイベントの中、
司会の東野幸治さんから、

「ドラマ化するならキャストの希望は?」と聞かれ、

「福山雅治さんと吉永小百合さん」と答え、

笑い出した東野さんから、
「お前、調子乗ってるやろ!」と突っ込まれていたそうです。

まぁ、どうでもいいような記事ですが、
読みながら、

この大家さんの役、
「生きてたら樹木希林さんで決まりだな」と思いました。

誰かが言ってましたが、
美人だと「顔が邪魔して」役柄を自由に壊せないが、

「そうでない」方に来る役は主役でないし、
役柄についても、あまり書き込まれてないことが多いから、

かなり大胆に加工することができる。

とくに喜劇だと、
役柄を自分の個性に併せてしまうような役者さんの方が成功する確率が高い。

だいぶ以前、菅井きんさんの著書、
「わき役 ふけ役 いびり役」を読んだんですけど、

その中で面白かったのは、
未だ娘のころの菅井さんが、

「私は女優になる」と宣言した時、

お父さんが大反対して言ったと云うひと言。

「女優は美人がなるものだ!。
 よく鏡と相談しろ」

この本には、
若き日の菅井さんの写真もいくつか出てたんですけど、

それを見る限り、
どうも、お父さんの言葉の方に

より「説得力を感じてしまう」。(笑)

でも「そうでない」からこそ、
あの名わき役が誕生したのでしょうね。

最近は、
希林さんや菅井さんのような役者さんが次々と亡くられます。

でもまぁ、どなたかがまた、
そのポジションを埋めるような女優さんとして登場するんでしょうけどね。





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