漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

頑張る西岩親方

2018年05月13日 | スポーツ
今日から始まる大相撲、
意外と解説に適任者が少ないんですよね。

なにしろ、長年やってる審判長が、

たかが、
物言いに対する協議の結果を、

ごく短く発表するだけで、もたもたする時がある。

力士の名前を間違えたり、
観客が勘違いするような言い方をしたり、と。

そう云う、
“日本語が苦手な?親方衆”の中にあって、

西岩親方は実に分かり易い解説をする。

この方、
現役時代の四股名が「若の里」、

かっては大関候補だったこともある実力者ですが、
相撲は正攻法でちょっと地味。

その愚直とも思える相撲ぶりを見ていた身には、
申しわけないが、理路整然と解説する今の親方と結びつきにくい。(笑)

見かけは真面目一筋と云うこの方が、
ひとたび解説すれば、

実に理論的で、
「この人、頭がいいなぁ」と唸らせるし、

しかも、敗れた力士へも、
暖かな心のこもったアドバイスを送ることが多い。

その西岩親方が
浅草・雷門のほど近くに「西岩部屋」を新規開設したと云うニュース。

部屋開きの弁として、

「強ければ何をしてもいい、という力士はつくりたくない。

 人間的に立派に育てて、
 わたしも一緒に成長していきたい」と挨拶されたそうです。

東北人らしい粘り強さで、
ぜひ社会人としても尊敬されるような力士を育ててください。





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