漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

日本外交

2021年01月31日 | 国際情勢

環太平洋パートナーシップ協定、
通称「TPPにイギリスが参加へ」、と云うニュース。

太平洋にも面してないイギリスが何で、?

と云うのが、
正直な感想ですが、

EU・欧州連合を離脱したイギリスが、
「新たな商売同盟を求めて」と云う処なのかもしれません。

また「対・中国連合」とも云える、
日本・アメリカ・オーストラリア・インド四カ国による戦略対話にも、

イギリスが参加の意思を示したと云うニュースもあります。

いま、世界では、
中国とアメリカ、二大軍事経済大国が、覇を競う中、

この二大国を除いた、
経済連合として一番大きいのはEUですが、

拘束を嫌い、
自らの意思でそこを離脱したイギリスが、

わざわざ別の連合に参加しようとする姿は、
どこかと提携しないと生き抜けないと云う、世界の現状を現わしてもいます。

またイギリスには、

国内のスコットランドや北アイルランドの、
分離独立、さらにはEUへの復帰と云う動きもあり、

それらをけん制する狙いもあるかもしれません。

なんにしてもTPPは元々、
日本の大平首相の提唱した環太平洋構想が出発点だし、

トランプさんが離脱を発表して、
暗礁に乗り上げそうになったTPPをまとめ上げたのも日本でした。

また、対中国を意識した、
「日米豪印の戦略対話」も日本の安倍首相が提唱したもの。

日本国内のメディアによる、
安倍首相へや日本政治への評価は低いようですが、

世界的に見ると、
日本の外交姿勢への評価は、日本人が思う以上に高いのかもしれません。

 

 


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