漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

平和の式典

2014年08月10日 | 政治・経済・こぼれ話

きのう、長崎で、
平和祈念式典が開かれ、市長さんが、

安倍首相やケネディ米駐日大使の前で、
「核兵器のない世界を次世代に引き継ごう」と呼び掛けたそうです。

同じ日、イラクで「アメリカが爆撃」と云う報道もありました。

長崎の市長さんだけではなく、
安倍さんもケネディさんも、

誰もが、「平和を願っている」と仰ってるのに、

世界は一向に平和にならない。

何故なんでしょうね、長崎市長さん。

市長さんは、
「核兵器の無い世界を次代に」と宣言されたそうですが、

「核兵器の無い世界」って、どこにあるんでしょうね。

今の処、地球の上にはないですよね。

引き継ごうたって、
無いものは引き継ぎようが無いと思うんですがね。

私は間違ってますか。

きのう、毎日新聞が、こんな社説を載せてます。

  ~~~~~~~~~~~~~~~

スンニ派イスラム教徒主体の「イスラム国」は、
シリア内戦の過程で力をつけ、

イラク北部から首都バグダッド方面にも勢力を広げている。

復古的なイスラム主義を女性らに強制し、
従わない人々の大量虐殺を行っていると伝えられる。

  (中略)

シリアでは内戦が続き、
地続きのイラクではえたいの知れない「イスラム国」が膨張を続ける。

中東に広がる無秩序状態は世界の不安定要因になっている。

  ~~~~~~~~~~~~~~~


そして社説は、
アメリカのイラク爆撃を取り上げ、

「オバマ政権が“行動する責任”を自覚し、
人道危機などの解消に踏み出したことを歓迎したい。」

と書いてます。

平和を目指す長崎市長さんは、
日本国憲法の解釈にも厳格なようで、

式典の挨拶の中でも「戦争への懸念」を表明されてましたよね。

ならば、毎日新聞のこの書きようは間違ってますよね。

戦争を止むを得ないとして、“歓迎”してるわけですから。

長崎市長さんは、
思想家や評論家ではなく、政治家ですよね。

ならば、同じ政治家として、
もし、あなたが、

アメリカ大統領として、
オバマさんと同じ立場に立ったなら、どう云う政治判断をしますか。

是非とも教えてください、
政治家としての田上富久さん。

どうしたら、世界が平和になるか、
分からないんですよ、私には。

いや、イヤミや皮肉で言ってるんではなくて、
私には分からないんですよ、平和の築き方が。

考えれば考えるほど、答えが出ない。

だから、日本で、
口に平和を唱える人たちが、

なぜ、あんなに自信満々なのかも、
・・・分からないんですよ私には。

・・・・・ホントに。







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