漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

ドウでもいいけど

2010年10月12日 | Weblog
NHKのサイトを見ていたら、
スミのほうに小さく、
「大相撲取材での不適切な事案について 」とあった。

別にドウでもいいのだけれど、

最近、

目についたモノは、
無意識のうちにクリックすると云う習性が身についているようで、

考える前にポチンと押している。

そこには、
事件の経過を述べたあとに、〔NHKコメント〕として、

「捜査情報と受け取られかねない内容を、
 その対象者に伝えるのは、
 報道に携わる者としてあってはならないことであり 極めて遺憾です。」とある。

この「遺憾」と云う言葉、
よく国会やなんかで、
議員さんが不祥事の謝罪をするときに使う言葉ですが、

アレ、どうも、
謝られている気がしないんですね、

どうにも、本人が反省しているように聞えて来ない。

それもそのはず、辞書を引いて見ると、

【遺憾】いかん
 思っているようにならなくて心残りであること。 残念な、そのさま。

なるほど、NHKが、

「遺憾です」と書いているのは、
「思っているようにならなくて心残りです」と言っているのか。

これなら、国会で政治家のセンセイ方が、
「誠に遺憾であります」を連発して平気な分けだ。

「私に責任は無いのだけれど、思うようにならず残念です」と言ってるだけなのだから。

そういや、昔、
植木等だったかのコミックソングに、
  
「まことぉにぃ、いかぁん~にぃ~ 存じぃますぅ」
と云うのがあったナ。

そうか、
「誠に遺憾に存じます」は、ギャグにさえなるフレーズなのだ。

勿論、NHKのことですから、その辺りには手抜かり無く、
「遺憾」のあとにチャンと、

「視聴者の皆様に深くおわび申し上げます。」と謝罪文が付け加えてある。

 さっすがァ、天下のNHK!  ってアタリマエか。





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