漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

そして誰もいなくなった

2015年12月25日 | 政治・経済・こぼれ話

昨日の続き。

かってシリアの政府側が、
生物兵器、まぁ分かりやすく言えば細菌爆弾なんでしょうけど、

それを使ったとか使わないとか、でスッタモンダして、
オバマさんが米軍が介入するかどうかで思案に思案を重ね、

結局、オバマさんの平和的決断で、直接介入を避け、
イラクからも予定通り、と云うか、公約通り、

イラクのアメリカ軍が撤退し始めたら、
イスラム国なんぞと云うとんでもない鬼っ子がはびこり出した。

かくて、そうでなくても長引くシリアの内戦に、
イスラムステイツが飛び入りし、その混乱は訳が分からなくなり、

ついにはパリで無差別テロとなった。

と云う分けですが、
あの時の生物兵器、出どこはどこなんでしょうね。

シリアにそんな研究施設や貯蔵技術があるとは聞かないし、
イスラエルやアメリカが出すはずないから、そうなると、ハハァ-ン、

あそこかな、シリアの北の軍事大国・・・とどうしても思ってしまう、
最近のプーチンさんの過熱ぶりを見てると、ヤッパリ・・・なんてね、思ってしまいます。

もちろん、根拠はないけど。

処で、現在、様々な国がシリアに介入しています、

その諸国をざっと見て、
シリアが中東にあるからなんでしょうけど、産油国が多いですね。

国家予算を原油に頼っている国だけ考えたも、
ロシア、イラン、サウジアラビア・・・

スラム国の資金も原油の密輸代金が大きいと云うことですから、これも入るかな。

処で、先日から、
日本で水素自動車を普及させようとする動きがありますね。

水素自動車なら、排ガスはなく水が出るだけだそうですから、
地球温暖化対策の決め手となるのではないかと期待されてる。

これ、普及するといいですね、
イエ、温暖化対策として期待してるからじゃなく、

世界平和に期待して。

いま、シリアの内戦に資金と武器をつぎ込んでいるのは産油国、

つまり原油を売った金が戦争の資金となっている。

処が、水素自動車が普及すればガソリンはいらなくなる。

なら、油が余るから原油の国際相場は大幅に下落する。

ロシアも、サウジもイランも、外国で戦争しているどころではなくなる。

と云う、三段論法が成立するなれば、
アサド大統領の政府軍が勝つにしても、負けるにしても、

一応内戦はカタが付く。

つまり平和が来る。

どうです、
「水素自動車は世界に平和をもたらす」、とは思いませんか。

もっとも、水素自動車の普及なんぞを待っていては、
せっかく平和になっても、

シリアの国民が全員逃げ出したあとで、

アガサの推理小説じゃないけど、
「そして誰もいなくなった」・・・・・なんてね。、








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