漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

母性本能の捨て所

2020年01月07日 | しみじみした話
以前のテレビで、
いまだ未婚、ハリセンボンの近藤春菜さんが、

一般の方の
育児ブログを熱心に見続けていることを打明け、

「そうでもしないと、
 私の母性本能の持って行き場がなーい!!」と、

叫んでいたのを見て思わず笑った記憶がある。

最近見た映像で、

東京都心に迷い込み、
逃げ回る猿を追いかける記者が、

「こんなのはどうでもいいニュース、
 ホントはもっと社会派の事件を追いたいんだけど、

 デスクからは、
 『猿はどうした』とせっつかれるもんね」と苦笑いしていた。

なぜそんな命令が来るかと云えば、

人間社会の苦悩を扱った映像より、
猿やイルカを追っかけた映像の方が視聴率がとれるからで、

今朝読んだ、
韓国の報道事情を伝える記事の中にも、

「犬や猫など動物特集をネタに閲覧者数を稼ぐ」とあったから、

いずこの国も事情は似たようなモノらしい。

己が産んだ子を無事育てんとする、
「女性の母性本能」は、

「生まれる前、
 母親の胎内にいる時から植え付けられる大切な本能で、

 これこそが人類繁栄の元である」と、

いつぞや読んだ、医学者の言葉にあった。

して見ると「動物ネタ」は、

子供のいない女性や、
子育ての終わった女性たちの体内よりあふれ出で、

いささか持て余す
「母性本能の捨て場」と、

なっているのかもしれませぬな。 (笑)




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