漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

防衛白書

2016年08月04日 | せけんばなし
日本が今年の防衛白書で、
歴史的に見ても、「竹島は我が国固有の領土である」と書いたことに対し、

韓国が鋭く反論しています。

「歴史の真実を正しく直視しなければならない」と批判し、
「即時撤回を求める報道官論評を出したそうです。

韓国は、長く儒教の国として続いてきました。

続に朝鮮儒教と呼ばれる「宋学」
儒教の中でも、教理に厳しく、云わば、「儒教の原理主義」です。

関川夏央さんによると、

「 その正義論と正統論にのっとって
 自己を主張するというより、
 相手を鋭く非難するところに特徴がある」とのことです。

つまり、鋭く錐で揉みこんで行くような論理で、妥協や手加減をしません。

そう云う御国柄ですから、
常に、「相手を鋭く論難」してくる分けです。

まぁ、そういう国だから、
と、こちらが承知していればいい分けですが、

もともと、領土問題と云うのは、
どこの国でもナショナリズムが先鋭化しやすく、

外交問題としては、一番厄介なのですが、

ここで、面白いのは日本の“進歩的”大新聞、

昔なら、すぐ、
「韓国がこんなに怒るのは尤もだ、日本は悔い改めよ」と、

どちらの国の新聞か分からないような記事が出たものですが、
昨今はグッとおとなしくなってます。

例えば昨日の朝日の社説。

「日本政府の考え方を明示することで、
中国など関係国による誤解や過剰反応を防ぐ。
それで偶発的な軍事衝突のリスクも下げる。
そうした相互作用による安保上の利益を考えるべきだ。」

う­­­~ん、おとなしくなったのはいいけど、
ホンネを隠してモグモグ言うから、

何が言いたいのかよく分からない、と云うのは困ったもんです。





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