漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

ヨコハマ 煙草 ぶるーす

2014年09月17日 | はやり歌 文芸 漫画

♪、♪、
 横浜、たそがれ、ホテルの小部屋、・・・・

そのあとも、ゴロゴロと単語を連ねておいて、
最後に、「あの人は行って行ってしまった」と繰り返し、

ひとり取り残された女の“失恋の歌”であることを明かす。

それまで何度も改名し、
デビューしなおしながら売れなかった、

歌はうまいのに、土臭さの抜けない青年に、

このなんともしゃれた都会的な歌を歌わせることで、ヒットさせた。

昭和歌謡の大スター、五木ひろしの誕生ですが、
この詩を書いたのが、

東映のニューフェイスから、銀座高級クラブの人気店のママへ、
さらには直木賞作家へと、次々と転身を成し遂げ、

華麗な人生を生き抜いた山口洋子さん。

「私はスターになってやろうと思って東映に入ったけど、
同期の佐久間良子を見てあきらめたね」と、

いつかテレビで笑っておられたけど、
たしかに、佐久間良子のデビュー当時は、光り輝くようだったもんね。

77歳と云うのは、死ぬのに丁度良い年齢かな、
うまく人生を締めくくったナァ、と云うのが、

訃報を聞いての、私メのいつわらざる想いです。






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