漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

コワモテのプーチンさん

2015年03月20日 | 政治・経済・こぼれ話

ロシアの大統領、プーチンさんと云う人は、

さすがに秘密警察の出身者ですね、、
ワリと冷酷な命令でも平気で出しそうな雰囲気があります。

先日、
プーチンさんの政敵である野党の代表が殺されたとき、

もしこれが、
「プーチンさんの指令」であったとしても、
それほど意外性はないな、と云う気がしたんですよね。

「そうかもしれない」と思わせる印象がある。

だから、今度、ウクライナの政変で、
クリミア半島へロシア軍2万人以上を動員した際、

「核兵器の準備もしていた」とプーチンさんが語ったことも、それほど意外ではなかった。

これをもし、
オバマ大統領が言ったとすれば、驚きますけどね。

私の気持ちの中では、
「まぁ、そう云うこともあるだろうな、

 ただし、それを言うとは思わなかったが、」と云う感覚でした。

むしろ、朝日や毎日と云ったリベラル系の大新聞が、
社説で、“さも驚いた”ように、

核兵器の準備を批判をしていた方が意外でした。

私としては、
「あなたがた、そんなことぐらいなら知ってるでしょうが」と云う気分。

核兵器は、実際に使用しなくても、脅しの効果は大きいのですからね。

何万人もの軍隊を動かすのに、
せっかく持っている武器を、たとえ威嚇のためであれ、使おうとする可能性は、

大新聞の論説委員ともなれば、想定の範囲内”、でしょう。

世界の政治情勢を考えるならば、
“そんなことは承知の上で社説や論説を書かねばならない。

「それぐらいは知ってるけど、
日ごろ核廃絶を言ってる手前、驚いたふりをしただけ」、

なら、まぁいいけど、

もし、ホントに「おどろいた」のなら、
その方が、プーチンさんより怖いかもしれない。

むかし、リベラルとされる大学教授が、

「アメリカの核は悪だが、ソ連の核は正義の為に使われる」と、本気で言ってたことを、ちょっと思い出しました。







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