ロシアの大統領、プーチンさんと云う人は、
さすがに秘密警察の出身者ですね、、
ワリと冷酷な命令でも平気で出しそうな雰囲気があります。
先日、
プーチンさんの政敵である野党の代表が殺されたとき、
もしこれが、
「プーチンさんの指令」であったとしても、
それほど意外性はないな、と云う気がしたんですよね。
「そうかもしれない」と思わせる印象がある。
だから、今度、ウクライナの政変で、
クリミア半島へロシア軍2万人以上を動員した際、
「核兵器の準備もしていた」とプーチンさんが語ったことも、それほど意外ではなかった。
これをもし、
オバマ大統領が言ったとすれば、驚きますけどね。
私の気持ちの中では、
「まぁ、そう云うこともあるだろうな、
ただし、それを言うとは思わなかったが、」と云う感覚でした。
むしろ、朝日や毎日と云ったリベラル系の大新聞が、
社説で、“さも驚いた”ように、
核兵器の準備を批判をしていた方が意外でした。
私としては、
「あなたがた、そんなことぐらいなら知ってるでしょうが」と云う気分。
核兵器は、実際に使用しなくても、脅しの効果は大きいのですからね。
何万人もの軍隊を動かすのに、
せっかく持っている武器を、たとえ威嚇のためであれ、使おうとする可能性は、
大新聞の論説委員ともなれば、想定の範囲内”、でしょう。
世界の政治情勢を考えるならば、
“そんなことは承知の上で社説や論説を書かねばならない。
「それぐらいは知ってるけど、
日ごろ核廃絶を言ってる手前、驚いたふりをしただけ」、
なら、まぁいいけど、
もし、ホントに「おどろいた」のなら、
その方が、プーチンさんより怖いかもしれない。
むかし、リベラルとされる大学教授が、
「アメリカの核は悪だが、ソ連の核は正義の為に使われる」と、本気で言ってたことを、ちょっと思い出しました。