漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

守るの専門・・・なんですが

2015年03月09日 | せけんばなし

内閣府の発表ですからね、
どんな聞き方をしたかで、数字も変わってくるんでしょうけどね。

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  ☆「自衛隊に良い印象」92%

 内閣府は7日、「自衛隊・防衛問題」に関する世論調査の結果を発表した。

自衛隊について「良い印象を持っている」との答えが92・2%に上り、過去最高を更新した。

安全保障環境の悪化による意識の高まりや、
災害時の救助活動の評価などが背景にあるとみられる。

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私なんかは、ノーベル賞作家の大江健三郎氏が、

「ぼくは、ぼくらの世代の中に、
防衛大学に入学する学生がいることを、恥辱だと思っている。」と言ったのは、

戦後も十年以上過ぎたころ。

この言葉は、
敗戦で痛い目に合って間もない当時の国民の気持ちをよくあらわしてました。

また、神戸の大地震があったとき、
当時の兵庫県知事さんが、「自衛隊に出動要請」することを逡巡して、

結果的には、被害を大きくしたとささやかれたのは、
戦後も五十年を過ぎてました。

これは知事一人の責任と云うより、

当時はまだ、
未曾有の事態にも「知事が逡巡」するほどに、

世間一般が自衛隊そのものを認めてなかったんです。

でも、あれから変わりましたね。

東北の地震のとき、
ためらった知事は一人も居ませんでしたからね。

でも、92・2%と云うのはオドロキ、

自衛隊は必要だろうけど、懐疑的、
と云うような人が、もうちょっと、居てもいいような気が・・・・。








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