アメリカの新聞、
ウォール・ストリート・ジャーナルに7日、こんな記事が。
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イエメンの武装組織フーシ派による
断続的なミサイル攻撃にさらされているサウジアラビアが
迎撃ミサイルの不足を訴え、
米国に緊急供給を要請している。
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イエメンと云うのは、
アラビア半島の先っちょにある国で現在政府軍とフーシ派に分かれて内戦中、
ただしフーシ派が政権を取っていた時期もあるから、
フーシ派を単純に「反政府軍だからゲリラ」とも呼びにくい。
何にしても、
この二つの勢力の後には、
中東の大国、
サウジアラビアとイランが付いていて、
一方が負けそうなると、
その後ろ盾の大国が支援すると云う分けで、なかなか紛争が収まらない。
フーシ派としては、
敵を支援するサウジ憎しと云う分けで、
盛んに隣のサウジに向けてミサイルを撃ち込む分けですが、
そのミサイルを撃ち落とすためのミサイル、
パトリオットが足りないからと
アメリカにもっとよこせと
サウジが言ってると云うのがこのニュース。
もちろん、サウジは産油大国ですからネ、
おカネは払う分けですが
サウジやイランの介入が続く限り、
この戦争は終わりそうもない、と云うわけです。
このニュースを読んで、
同情すべきはイエメンに暮らす人々。
戦乱の続くイエメンでは、
戦争の巻き添えで死ぬ人も多いが、極度の飢餓に苦しむ人も一千万人は居る。
その他の国民もすべて食糧難だと云うから、
イエメンの人々ほとんどが死と飢えの恐怖に陥っていることになる。
いやはや・・・。