漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

海底調査船「ちきゅう号」発進

2020年10月07日 | せけんばなし

私が子供のころ、
少年向け漫画雑誌には、

「謎の大陸アトランティス」とか、
「一夜にして沈んだムー大陸」とか云った、

特集伝奇記事がよく載ったものです。

今では、
そう云った伝説は科学的に否定されていますが、

ニ・三日前のこと、
海洋研究開発機構と云う処に所属する、

山田泰広さんと云う学者さんがこんなことを書いてました。

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この地球上に、海底に沈んだ謎の大陸がある――。

そう言われても、
伝説やおとぎ話の類だと思う人がほとんどかもしれない。

だが、本当に
「謎の大陸」が南太平洋に沈んでいて、

今では世界中の国立研究機関や
著名大学の科学者たちが国際研究チームを組織し、

日夜真剣にその謎に迫ろうとしている……と聞いたら、どうだろうか。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~

その大陸は、
名もジーランディアと云うのだそうで、

8500万年前から沈降を開始し、
2300万年前にはほぼ完全に水没してしまったらしい、

と云うのだから、
ムー大陸のように一夜にして沈んだのではなく、

沈むのに六千万年も掛けたことになり、かなり気の長い話。 (笑)

記事によると、
「なぜ沈んだか」は謎のままだが、

有力な説として、

「何らかの原因で大陸が引き延ばされ、
 厚さが薄くなったことで全体の標高が下がり、

 沈んでしまったのではないか」と云うのがあるのだそうな。

つまり、
蕎麦生地を麺棒で引き延ばすようなイメージ・・・ですかな。(笑)

その調査には、
莫大なカネがかかるのだそうだが、

とりあえず、
海底掘削の予算は確保できたため、

日本の持つ
“ライザー掘削”という技術を備えている世界で唯一の科学調査船、

「ちきゅう」で近々調査を開始するのだそうな。

氏は、その結果、

「ジーランディアの謎が解き明かされる日、
 それは私たちの大切な星、地球がどのようにして今の姿になり、

 今後どのような姿に変化してゆくのか、

 私たちの理解がまた一歩進む日になる」と結んでいおられる。

なんか、
よう分からんけどオモシロそう。 (笑)

 

 


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