私が子供のころ、
少年向け漫画雑誌には、
「謎の大陸アトランティス」とか、
「一夜にして沈んだムー大陸」とか云った、
特集伝奇記事がよく載ったものです。
今では、
そう云った伝説は科学的に否定されていますが、
ニ・三日前のこと、
海洋研究開発機構と云う処に所属する、
山田泰広さんと云う学者さんがこんなことを書いてました。
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この地球上に、海底に沈んだ謎の大陸がある――。
そう言われても、
伝説やおとぎ話の類だと思う人がほとんどかもしれない。
だが、本当に
「謎の大陸」が南太平洋に沈んでいて、
今では世界中の国立研究機関や
著名大学の科学者たちが国際研究チームを組織し、
日夜真剣にその謎に迫ろうとしている……と聞いたら、どうだろうか。
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その大陸は、
名もジーランディアと云うのだそうで、
8500万年前から沈降を開始し、
2300万年前にはほぼ完全に水没してしまったらしい、
と云うのだから、
ムー大陸のように一夜にして沈んだのではなく、
沈むのに六千万年も掛けたことになり、かなり気の長い話。 (笑)
記事によると、
「なぜ沈んだか」は謎のままだが、
有力な説として、
「何らかの原因で大陸が引き延ばされ、
厚さが薄くなったことで全体の標高が下がり、
沈んでしまったのではないか」と云うのがあるのだそうな。
つまり、
蕎麦生地を麺棒で引き延ばすようなイメージ・・・ですかな。(笑)
その調査には、
莫大なカネがかかるのだそうだが、
とりあえず、
海底掘削の予算は確保できたため、
日本の持つ
“ライザー掘削”という技術を備えている世界で唯一の科学調査船、
「ちきゅう」で近々調査を開始するのだそうな。
氏は、その結果、
「ジーランディアの謎が解き明かされる日、
それは私たちの大切な星、地球がどのようにして今の姿になり、
今後どのような姿に変化してゆくのか、
私たちの理解がまた一歩進む日になる」と結んでいおられる。
なんか、
よう分からんけどオモシロそう。 (笑)