中国で重要な会議が始まっているそうで、
そこでは「歴史決議案」なるものが発表される予定で、
その中身は「中国共産党の完全な正しさと、
最高指導者としての習近国家主席の功績をたたえる」ものになりそうだと、
中国情報には絶対の自信を持つ、
アノ、朝日新聞が書いているくらいなので、そうなるんでしょうね。
これで習近平さんの権力は安泰、
当分の間「習皇帝」の時代が続くことになりそうですな。
と云う事は、
中国の国力は増し、その軍事力はますます増強、と云う事になるのかな。
中国と海一つ隔てただけの隣国、
日本としては、いろいろ気になる処ですが、
ここはひとつ、
“中国人民”になった気で考えてみましょうか。
今60歳ぐらいの中国人から見れば
自分たちが若い時は食うや食わずの貧しい時代だった事を知っているので、
今の中国は「夢のような国」と思ってるかもしれない。
ただし、毛沢東からトウ小平、
さらには習近平へと権力の移り変わりもを見ているので、
今の権力がいくら強固だとは云え、
もろ手を上げて権力ベッタリとは行かないかもしれない。
つまり、多少の警戒感はあるでしょう。
それが40歳ぐらいになると、
天安門事件以後の世代で、右肩上がりの時代を生きてきているから、
偉大なる祖国中国に誇りを持っていることと思われます。
なにしろ国内では、
中国を批判したりけなすような情報は厳重に規制されてますからね。
これが20才ともなると、
豊かな中国は「アタリマエ」のことで、
やがては中国がアメリカを凌駕し、
世界中の国々が中国の前にひれ伏す時代が来る、と思っているかな。
つまり、
今の中国の人々に、権力者の交代を望むような気配はない。
なにしろ歴史が始まって以来、
自由選挙と云うモノを一度も経験したことのない国民ですからね。
武力や権力者の死以外に権力の交代方法があることを知らない。
自由や民主と云うモノを知らないほとんどの中国人民は、
そんなものを渇望することも無いでしょう。
なまじ自由と云うモノを知ってる、
香港人や海外留学生よりも彼らは幸せだと云えるかもしれない。