試合の前から、
「勝っても負けても笑顔だろうな」と思わせる雰囲気がありましたね。
きのうの柔道、「全日本選手権」決勝。
優勝した穴井選手は大会前から、
「この大会を最後に引退」を表明していて、
ここで負けた試合がすなわち現役最後の公式戦。
練習もロンドン五輪以後あんまりしていなかったとのことで、
おそらくは「優勝するなんて思っても居なかった」はず。
決勝の前も、ピリピリした感はなく、
「スポーツ得意の子が運動会のリレーに出る前のような」、
なんだか楽しげな雰囲気があった。
ロンドンでもあんな雰囲気なら勝てたかも、とも思ったが、そんな甘いものではないんでしょうね。
この大会は、
「勝つのも負けるのも日本選手」と云うのと、
しかも体重制限がないから、
大きい選手も小さい選手も入り乱れて、
それぞれ「一本を取りにいく」から、素人が見ていても楽しい。
なんだか、出てくる子はみな顔なじみと云う、
「村の運動会」を応援してるような明るさと開放感がある。
オリンピックの緊張感も悪くはないが、
やっぱり柔道は、
「明るく楽しくやるもの」なんだろうなと、改めて思った次第。