漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

再々婚

2012年06月14日 | せけんばなし

先日のニュースに、
「日本女性の初産年齢が三十歳を越えた」とあった。

結婚年齢が上昇する以上、初産も高齢化するわけで、まぁ、当然の数字ではある。

また、それより何日か前の新聞に、
来院した四十過ぎの女性から
「今はマダ要らないのだけれど、いずれは子供が欲しい」と云う言葉を、

よく聞くようになったと、産婦人科の先生が書いていた。

そしてその先生の記事には、
年齢とともに、妊娠の確率も下がって行くことが懇切丁寧に紹介されていた。

昔はこんな知識も情報も要らなかった。

なぜなら昔は、
人は結婚して共同生活するしか、生きる道がないと思っていたため、
二十歳を過ぎたら急いで結婚を考え、二十代で出産するのは当然だったから。

当時は平均寿命が短いから、
そうしておかないと、孫の顔を見る前に死んでしまうことになるのだ。

これもむかし、
私の知り合いの「子供は要らない」と言っていた夫婦が、
豪華な食事や旅行など、楽しそうに人生をエンジョイしていたこと、

そしてその夫婦も、
五十を過ぎてから、「子供が欲しい」と言いだしたことなど、

ネット記事の、
「松田聖子さん再々婚」と云う見出しに、
何の脈絡もなく、そんなことどもを思い出していた。











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