朝の散歩途中、
古家を取り壊した空き地にポツンと咲くアザミを見かけましてね。
「いまごろアザミ、?珍しいな」と思ったので、
帰ってきて植物図鑑を開いたら、
日本には、
ナント百種類以上ものアザミがあるのだそうで、
そのため、
「花は五月から十一月に咲く」のだそうです。
そう云えば、今日見たアザミは、
私が知ってるアザミより、花も葉も小ぶりだった。
わたしの中のアザミのイメージは、
子供のころの記憶で、
花はもっと大きく水彩絵の具のようなピンク、
葉も棘だらけだが緑がもっと鮮やか。
そのころ、小学校の同級生に、
背が高く、運動神経にすぐれた少女がいましてね。
体育の時間などには男勝りの能力を見せる。
ただし、負け嫌いが高じ鼻っ柱が強くてね、
だから女の子たちの中でも、
「敬して遠ざけられている」と云う雰囲気でした。
その子のあだ名が「アザミ」。
アザミも群れて咲くことはないし、
雑草なのにツンとしていて、いま思えばピッタリのニックネームです。
後に同窓会の噂に、
体育大学出て
中学校で体育の先生になったけど、
いまは離婚して・・・・・、
と、聞いたのは四十台のころ、今はどうしてるんでしょうね。
やっぱり、アザミのように、
気位高く一人で暮らしているのでしょうか。