漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

捕まえて殺す

2019年11月05日 | せけんばなし
欧米の大衆向け新聞でよく使われる手法に、
「Catch and Kil」と云う手法があるらしい。

「キャッチアンドキル」つまり、捕まえて殺す」。

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ある有力者の性的スキャンダル情報を得た際、

その被害者に、
「自分はジャーナリスト」と言って近づき、

味方をよそおって証言を得る。

でも記事にはしない。

その情報は、
プロヂューサーや大物俳優と云った人物、

つまり加害者である業界の大物に流し、

大衆紙などを総動員して、
被害者の過去の異性関係やスキャンダルをさがし出し、

有ること無いこと、
ひっくるめて、大々的に報道し人格攻撃をさせる。

被害者が精神的に参り、
ボロボロになった処で、幾許かの示談金を提示し、

守秘義務契約をして署名させる。

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この“捕まえて殺す”は、
「トランプ大統領もこの手法をよく利用してきた」とも、

書いてある本、
「Catch and Kill: Lies, Spies and a Conspiracy to Protect Predators」が、

アメリカでベストセラーになっているそうで、
今朝のニューズウイーク日本版にも紹介されている。

この長いタイトルを訳すと、
「捕まえて抹殺する:嘘、スパイ、そしてプレデターを守る陰謀」となるそうだが、

アメリカほど大規模で無いにしても、

日本でもそのテの話は、

表には現れないだけで、
むかしからゴロゴロあるような気もするけどね。

ウラで大金が動くことも含めて、ネ。



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