未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

The way of 前屈

2016-05-15 08:36:40 | ストレッチ
今回の審査会から柔軟性チェックを厳しくするという事で今週は柔軟時間をたっぷり取って前屈のコツを話しました。

私が空手を教え初めて丸13年が経ちましたが、少年部時代は軟らかかったのに成長期を迎える辺りからガッチガチに固まる子は珍しくありません。

原因は開脚の仕方。
子供の特性?かも知れませんが開脚から前に倒す際に爪先が寝てしまう子が殆どです。その恩恵で膝まで曲がってしまいます。大人から見ると有り得ない状態。

そう、大人(成人男性)には開脚で爪先を内側に倒し膝を曲げるなんて足を破壊する所業なのであります。男の子の身体はそういう風に変わっていきます。
そこで爪先を寝かしたまま倒し続けている子はそれ自体が次第に出来なくなってきて全く倒せなくなってしまうという運び。

爪先を天に向けた状態で倒すのが『開脚前屈』であり、爪先を寝かしているのは『した振り』ということになりますかね。楽な格好のまま行っても効果は得られません。
実際その姿勢でヘソを畳に着けることが出来たのは全クラスで5名。但し内4名は女の子(苦笑)

開脚から倒すのは得意なのに長座前屈(立位体前屈)が苦手な子も多いのはこれもまた長座は爪先が上を向いた(足首が90度)形だからです。爪先を掴んで満足している子は多いですが前屈は胸と脚がくっついてこそ。

という事でポイントは爪先の向き。
そこを意識して毎日5~10分取り組めば必ず変わるし将来的にも救われるでしょう。






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