未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

大海の浅瀬

2018-07-27 18:44:43 | 稽古
酷暑が過ぎる今週の少年部は自由組手をせず、普段稽古しない古式な約束組手で集中力を切らさないようにしてみました。水曜は45℃越え。

スポーツではなく武としての空手を考えてもらうようにしたのですが、慣れぬ動きを暑い中楽しんでやっているようでした。前屈立ち下段払いからの追い突き。たったこれだけでも随分空手らしく見えますし応用を利かすことが出来ます。

皆んなに前提として持っていてほしいのは組手や大会が頂点ではないよと云う事。仮に全国大会で優勝しても対武器では何にも出来ません、形も知りませんではみっともない。試合志向者ほど空手として「?」が付くのが現状です。試合なんてものは所詮安全が約束された中でのこと。謂わば浅瀬で遊ぶ子供みたいなもんで。武が大海ならフルコンなど須磨海岸にも満たないような浅瀬でしょう。そこで浮き輪つけて溺れず泳げたからといってそれが何でしょう。

そこから深い方へいく方法を模索していくような武道でありたいのですがそれは此方にとっても生涯のテーマてすね。




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