未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

第二回全日本

2018-12-09 20:10:28 | 大会
本日は台風で順延となっていた全日本大会でした。
それが為に出られなくなった選手、新たに追加された選手、中には日程を間違って欠場になった選手も居たりしましたが選手の皆さんは良くぞモチベーションを維持して闘ってくれたと思います。

うちからは松元先生と択実が出場。
松元先生はマスターズU39にて優勝。余裕でしたね👍

一方の択実。
初戦は危なげなく本戦で勝利しました。がその後が試練の連続。

二回戦は去年の準優勝長谷川初段と。択実より一回り大きな体で択実を翻弄。結果判定負け。額に膝を食らい腫れてます。

そして五人枠なのに何故ある三位決定戦。
相手はザ・パワーゲームマンのジョアン二級。滑り出しは落ち着いていて好調。

だったんですが。こんなんなりました。

ジョアン選手が読んでいたとは思えませんが、択実がいざ行かん!と飛び込んだ処に、後ろ回し蹴りがこれ以上ないタイミングで顎に炸裂。→失神。強かに後頭部を打ち付けたので医務室へ。その後ドクター付き添いで病院へ。検査の結果異常は無かったそうで一安心。頑丈に産んでくれた御両親に感謝しかありませんね。軽量級なら頸椎折れまっせあれ。

前回のように楽しめる試合とは言えなかったかもしれませんが壁の高さを今までで一番感じられた一日だったかもしれません。しかし負けて考えられるのが試合の利点かもしれません。毎回上段に入れられるのは今後を見据えると直さないといけませんね。一番伸びる時期ですから。

選手もスタッフも応援の方々も長丁場お疲れ様でした。
個人的には少年達の試合は全く要らないかなと思います。ああいうのんはまた別の機会で十分でしょう。Jr.ワンマッチフェスなり何なり好きにやれば良いかと。大人は大人、子供は子供でスッキリした大会が個人的に望ましいです。




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他流試合

2018-11-25 17:29:06 | 大会
今日は聖武会館の大会に択実が出場の為応援に。以前尼崎支部にいた懐かしい顔も。試合志向故去って行った人達ですが話をしていると私も含め皆体型も考え方も色んなところが丸くなりました。

択実は再来週の全日本に向けて前哨戦。道場の先輩らに気合禁止令がでている中、一回戦は危なげなく効かすべきは効かして勝利。そう、妙に入れ込まなければナチュラルに破壊力があるんです。

で、二回戦…。お相手の方、デカすぎませんか(苦笑)

パンフに身長体重は記載されていませんが190を優に超えてます。択実が小さく見えるとは。加えてサウスポーで間合いが難しい様子。

そうこうしてると上段膝を綺麗に入れられ技有りを取られてしまいました。そのまま互いに有効打なく時間切れ。ダメージは無いもののあの判断は賢明です。効いてないから認めないでは将来に関わりかねません。

あの体格差では仕方ありません。逃げるも兵法、私なら棄権しますね(笑)よく闘いました。本人が清々しい顔をしていたのでそれが全てだと思います。勝利に取り憑かれて悲愴な顔をしているよりは健全な試合への向き合い方だと言えるでしょう。前回の全関西より精神的に伸びたのが見受けられます。いくらセンスがあっても試合に入れ込みすぎていると結局ルール在ってのものなので動きは才能ある者も凡才もそれ以下も最終的には十人並みになります。あとはその似通った動きの中で速いか遅いか、力が強いか弱いか、スタミナがあるかないか等の二元論勝負になる訳です。私は指導する側として稽古と試合への向き合い方を煮詰めていきたいのであります。

個人的には子供の大会が合同でない分アツい雰囲気のある大会だったと思います。やはり分けた方がいいです。経営という面では人数確保も大切なのでしょうが道場生の事を思うと子供は子供、大人は大人でやるのが理想。スタッフの疲労度も全然違ってきます。押忍の精神なんて言われても現実問題、皆仕事と生活がありますからね。地方から盛り上がっていくと中枢も何か感じてくれるでしょうか。




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第2回兵庫県大会

2018-11-05 21:30:23 | 大会
11/4(日)は須磨体育館にて兵庫県大会が開催されました。150名余の参加です。会場も賑わっておりました。

決勝以外は審判やタイムで殆どAコートの生徒しか見られなかったのですが白熱した試合が多かったですね。初級クラス決勝に挑む尼崎支部の輝人。

どうしても小中学生は体格差が出てしまいますから試合後に痛くて泣いてしまう子や上段蹴りで薙ぎ倒されるように飛ばされてしまう子が出てしまい上手くいかない組み合わせに何だか申し訳ない気持ちになるのですが、それでも出る!と決めた彼らの強さに私は心より敬意を払います。ナイスゲーム。

クラスによっては参加人数が少なく決勝だけしか試合がなく、体が温まらないまま決勝の舞台でアガってしまい顔面殴打を連続してしまう子も。日常と隔離された空間が試合だとはいえコレも非常に申し訳ない。


尼崎管轄の入賞者たち。小6中上級で遂に優勝した羚太。挑戦を続けるのは大事ですね。毎年のような入れ込み馬状態を脱し落ち着いていました。いつも通り出来ればみんな強いんです。みんなおめでとう。

招待演武では品川先生の生徒さん達に中国武術を披露して頂きました。生で対練が見られるとは。ちょっと期待してましたがまさか子供がやるとは思わなかったので。会場も湧きましたね。次回11/23(金)開催の第2回武活にも品川先生は講師としてお越し頂きます。サモハンとの秘話などが聞けるかもしれませんよ。話がとても面白い先生です。

勝っても一日、負けても一日。次の目標に向けてまた稽古を積んでいきましょう。お疲れ様でした。




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距離感

2018-08-05 23:03:17 | 大会
全関西をみていて思ったことを一つ。

距離感の勿体無い選手が沢山いましたね。接近戦が得意じゃなさそうなのに近付かねばならんというフルコンプロパガンダに陥って負けてしまう姿を見ると本当に勿体無い。キミの距離はそこちゃうやろーと何度心で呟いたか。

近くないと戦えない、勝てないなんてない筈。
中距離が得意なシュッとした子がズングリに無理に接近戦を挑まず自分の距離で渡り合うそこの強さをオッサンとしては見たいのですがね。自分を見失って捥ぎ取る勝ちはお腹いっぱい。

ファッションでもなんでも全部一緒に見えるし又それに寄って行くのが若者の特徴かもしれませんが、若い団体ですし個性的な選手が各階級に欲しいですね。




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quatorze

2018-03-25 22:03:06 | 大会
第14回阪神地区交流大会。第1回の頃に出ていた子達はもう働いている子も多く居ますからそう思うと今出てる子達もあっという間なのかなと感慨深いものがあります。

そして回を重ねる毎に試合内容が良い意味で落ち着いてきたように思います。初めの頃はどつき合い祭りじゃー!みたいな感じも父兄や道場生にありましたからその点でも年月は薬だなとも思ったり(笑)

今回は画家の絵青先生やヒューマンドールの西山社長、物品販売にボディメーカーさんにお越し頂き試合とは別に楽しめたのではないでしょうか。ヒューマンドールは欲しい(笑)



では入賞者です。
向かって右から優勝→準優勝の順。


幼年先の長い幼年。咲くや咲かざるや。これからが勝負です。

1・2年女子素晴らしいファイト。泣きじゃくりながら勝利をもぎとりました。

1年男子皇成が圧倒的でしたが同学年は追いつけ追い越せで切磋琢磨して欲しいです。

2年男子この歳で色んなスタイルがあるのが面白いですね。

3・4年女子和香を止めるのは誰だ。

3年男子乱世。去年までとガラリと変わりました。この辺りから空手を早く始めたという貯金は効かなくなってきます。

4年男子この2人は安定した成長を見せています。

5・6年女子力強く出す技にも綺麗さが光ります。

5・6年男子北町五葉天下でした。6年の壁は厚く、敗れた5年が来年どうなるか楽しみです。


続いて個人賞です。


敢闘賞
強者に背を向けないナイスファイト。

ベストファイト賞凄く熱い試合でした。

技能賞回り込みが素晴らしい。更に磨けば誰も勝てないかも?



以上です。
勝って驕らず負けて腐らず。競技の利点は勝っても負けても学ぶ機会を得られるというところです。負けから得られることの方が多いのではないでしょうか。考え様によっては負けられる内に負けておくというのも大事かもしれません。ただの負けにしない事が次回の勝利につながる事でしょう。

お疲れ様でした。






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