今年で数回になるが、ある大学の教授から依頼を受けて、日本文化学科の授業の中で義太夫の実演をした。講義の題材の歌舞伎「東海道四谷怪談」と[仮名手本忠臣蔵」にちなむ演目として、今回は「仮名手本忠臣蔵・六段目身売りの段」を聴いてもらった。学生の皆さんにはあらすじとわかりにくい表現の意味を書いたプリントを配っておいたので、居眠りもしないで20分余りの語りを聴いてくれた。義太夫を人生で1度しか聞かない人の記憶にも残れば有難い。
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