猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

中村真理子 「天智と天武」 -新説・日本書紀- 原案監修 園村昌弘 

2017年01月03日 13時51分12秒 | マンガ家名 な行
    ↑ 「天智と天武」1巻~3巻 ビックコミックス ㈱小学館

昨年父親を亡くしましたので新年のお祝いは申しませんが、今年もよろしくお願いいたします。

ネットをいろいろ見ていたら、偶然ネットコミックの宣伝でこちらのマンガを知りました。
興味を持ったのですが、私はウェブよりも紙でマンガを見たい口なので、早速E〇ックオフにて3巻まで購入 !
あっという間に夢中で3巻読みました。
歴史好きで、古代史大好きで、もちろん山岸凉子氏の「日出処の天子」好きな方なんかも~う、たまらん物語ですよ。
世代としては、厩戸の皇子様より一世代から2世代下の時代の話です。

中村真理子氏お久しぶりって感じです。
前にビッグコミックスピリッツで連載(1990-1992)されていた「天使派リョウ」(原作 狩撫麻礼)は結構読んでました。
綺麗な線を描く方だな~と思ってましたし私好みの絵だったのですが、それ以後私はあまり読んだことがなくて今に至ってしまってました。
青年誌で磨かれた画力がいよいよ素晴らしい事になってます !
女性はあくまで女らしい なよやかさ で、男性や建物は骨太のしっかりした線で、凄惨な場面や仏像はリアルに。
今まで読んでいなかったのがもったいない、もっとこの方の他の作品も読みたくなりました。
がっ、今はこの続きが早く読みたい。
あいにく4巻が手に入らなくてイライラしながら入荷を待っているところです。

1巻の帯の田原総一朗氏いわく、
「日本史上最大の兄弟ゲンカをやったのが、このふたり。」
と有りました。
そうだけど~、けんかというにはあまりに国全部を巻き込んだ大喧嘩だわね。

1巻の最初は明治17年にアメリカの美術研究家アーネスト・フェノロサが夢殿の扉を200年ぶりに開けて秘仏であった 救世観音 を白日の下に見せる場面から。
一気に時代は遡り、皇極4年(西暦645)からお話は始まります。
-新説・日本書紀-と有るように、現在一般的な歴史感とは少し違うかもしれませんが、歴史上の出来事などはそのままに、中大兄の皇子(後の天智天皇)と大海人皇子(後の天武天皇)の異父兄弟がどのように争ったか詳しく描かれています。
有馬の皇子の悲劇とか所々の知識はあった私ですがこの時代を通して、しかも百済や唐の事まで全体の古代歴史のお勉強になりました。
もっともっと知りたい !
古代史好きには大変楽しいですよ。





        こんなページを見つけてしまいました。綺麗だけどう~ん。。。

         「日出処の天子」の厩戸王子 (うまやどのおうじ)のコスプレ写真





コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京クリスマスマーケット2016 | トップ | 新春ケーキ2題+甘味 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
王子と2ショット! (sknys)
2017-01-03 18:43:19
「山岸凉子展・後期」に行って来ました。
中年女性(オバさん)に頼まれて、2階の踊り場で王子との2ショットをスマホで撮影。
満面の笑みを浮かべて喜んでいました。
今まで考えもしませんでしたが、女性は何故か厩戸王子のことが大好きなのね、王子は女嫌いなのに‥‥。

黒っぽいチラシを手にして鑑賞している女性がいました。
チラシはチケット売場で欲しいと要求しないと貰えない(最終日なのにセコいにゃん!)。
ちなみに裏面は「竹久夢二 本からはじまるメッセージ展」です。
返信する
Unknown (すず)
2017-01-03 18:58:40
 今晩は。

お父様、亡くなられたのですね。ご冥福をお祈りします。
返信する
後期いらしたのですね。 (トミー。)
2017-01-04 08:42:34
sknys様
結局私は1回しか行けませんでした。"(-""-)"
女性はそりゃ厩戸皇子様大好きですよ~ !
蝦夷に対するあのツンデレがたまらないのじゃないかと。
でも、自分に対してだと女性は嫌なんだよね、これが。
おんなごころは複雑にゃん(´・ω・`)

黒っぽいチラシ  ( ゚Д゚)
知らなんだ!
欲しかったです。
返信する
ありがとうございます! (トミー。)
2017-01-04 08:45:41
すず様
5月に96歳で亡くなりました。
大往生ですし、ここ何年かは入院したり介護施設に2年以上入っていたりで廻りもまあ、覚悟は出来ていたので。
まだ後始末でいろいろとやっているところです。
返信する

コメントを投稿

マンガ家名 な行」カテゴリの最新記事