荷物を解き終わり、配達の荷物も無事届いたので
その夜遅く東京を立ってきました。
別れ際 4人で肩を寄せあって
言葉も少なくうるうる。
何か言おうとしても泣いてしまうから。
家族となって二十数年。
初めての事でしたが
みな同じ気持ちなのは多くを言わなくても伝わってるから。
再び深夜の4号線をひたすら走って朝、仙台着。
少し休んでから、りーの部屋の片付けをしました。
たいして広くもない部屋を半日掛かって。いろいろ思い返しながら。
机の引き出しとか
置いてあるものとか、上の物は触わらない。
主に床。
実に様々な物が
どこからか落ちたのか
ぶん投げてあるのか
忘れ去られているのか。
でもこれらは決してゴミじゃない。
りーが、この部屋で青春を過ごした証。
ウチは男子と女子で嗜好が真反対。
ゆーは、
「ゆーどこ行ったの?」
「知らない。友達と何処か行ったんじゃない?」
りーは、
「りー何してるの?」
「知らない。自分の部屋で何かしてるんじゃない?」
・・どっちも一緒か(^_^;)
アウトドアvsインドア。
社交的vs内向的
りーにとってはそれだけこの部屋は大切な場所なんだな。
ペンチ。
ドライバー。
角材の木っ端きれ。
ない無いと思ってたら、この部屋にあったのか💧
卒業制作の努力の痕。
クシャクシャになったメモ書き。
スケッチ画の束。
何かよくわからないもの。
デザインやアイデアを一生懸命練っていた痕。
りーの好きなアニメキャラやアイドルのグッズ。
中学校の思い出。
脱ぎ散らかした靴下。
それらをひとつひとつ拾い集めて丁寧に箱に詰めて、掃除機を掛けた。
「片付けてくれたんだ💡ありがとう」
「そのままにしてくれたんだ💡ありがとう」
今度りーが帰って来た時に、両方の意味で安心できるように。
りーから写真付きでLINEが来た。
「ニトリに来たよ☺︎」
確か、車で10分くらい。
歩いたら30分はかかるだろう。
これまでのりーだったら、そんなとこまで歩いてゆくなんて考えられない。
そんな事くらいでいちいちLINE送ってくることも含めて。
さっそく頑張ってひとりで歩き始めてるね😊
応援してるから!
でも辛い時困った時は
いつでも連絡くれていいんだよ。
いつ帰ってきてもいいんだよ。
りーは大切な家族なんだから。