team 8485番地 ・ またの名を(ほぼ)面白山日記

"チーム月山・コブ班" ....と人は言う。

14/10/12 番外編・月山1Q84p

2014-10-13 00:26:18 | '13-'14

3ヶ月ぶりの月山です。


チーム月山 ピクニック班。
はしょってピー班というらしいですが、自動的にオレもメンバーになっていたようです。


今回、初の小屋泊まり登山の予定だったんですけどね。
今週末 またしても台風で

寸前までどうするか、二転三転していたんですけど
結局、2日間で予定していたルートを日帰りで押し通すことに決定。

夜明けと共に行動開始!
そんなわけで、姥Pに前泊です。





月がとっても明るい夜でした。
駐車場を歩くにも懐中電灯不要なくらい。
普段の晴れた夜よりも、星が少なく見えたのはそのせいでしょうかね。

星の数が多すぎて、どれが何やら全くわからない月山の星空ですが、
おかげでオリオン座とか、北斗七星がよーくわかりました



さて。翌朝。
みんな揃ったところですぐに出発!ってか
まだ大丈夫だと思ってのんきにお湯を沸かしてたんですが、
何に使うこともできず、車にアタフタ押し込んで、、


当然、まだリフトは動いてないので
森のクマさんコースから入山。

・・・と、思いきや。

メインストリートに出るまでもなく
ちょび隊長、姥Pの隅角からいきなり藪に突入

こ、こ、ここ、こんなとこに、コースあったんすか





しばらく歩いてからなるほど納得しました。




ここって、
関所越えの裏街道、だったんですか?
そのちょっと先で森のクマさんコースに合流しましたけど。

そういえばクマって、黎明薄暮型なんですよね。
まさにその時間帯に、森のクマさんコースをゆく緊張感(笑)
たぶん、今日はこの先まだ人間は誰も通ってない。





てか、めっさ寒いですよ。
フリースの上にダウン着て、ところどころ霜って滑る木道に おぉうってなりながら先を急ぐ。





ご来光
っていうのかね。こういうのも。
とにかく、陽が射して明るくなってきました


そして後ろを振り返ってみて、ようやく気付く。




おぉぉ
雲海じゃないすか...


先に書いてしまうけど、
今日って、朝からずっと雲海が広がってました。
普通はだいたい朝のうちだけなんですけど...

で、今日。
撮りも撮ったり190枚
選りすぐり、っても選びきれません。収拾つかない。
この後も、雲海ばっかり写ってますが、
別に雲海をそんなにも大安売りしたいわけじゃないんですけど、
だって写真を撮ればみな雲海なんだもん。。。
ってことで、ご勘弁を


・・・4人で姥Pを出てきたんですけど、
くみちゃんは単独、姥方面から登るというのでここでお別れ。
森のクマさんコース、女性お一人様。ではあまりにも、なので
途中まで一緒に隊列を組んできた、とそういうわけです。


これ、、どのあたりからだったかなぁ..
ちょっと忘れてしまったけど、




写真の順番的に、このあたりかな。
牛首下の、木道歩いてるあたり。



その次がこれだから。


で、何なのかっていうと、




ここから姥ヶ岳の看板が見えるよ!
(もちろん、肉眼で。写真はズームしてますが)

それだけ今日の空、澄んでたってことですね。
視程どれくらいあったんでしょうね。


あ、このあたりでは、




霜柱です~
寒かったんですね。






登って、振り返るたびに写真を撮りたくなる。
ここは・・・オコジョの石垣のあたりかな。




鳥海山が、こんなに近く見えるんですよ




コッチは、磐梯山くっきり




そして、酒田方面。
山の先は日本海。
青い位置、空を飛行機がとんでるのかと一瞬思ったら...海に船、でした。

そこまで見えちゃってました



そして山頂手前平らまで登りきると、、


池には氷が張ってました

これまたびゅりほ~

そして、またビックリ

寒河江方面て、コブシーズン中に雲海は、ままある。

だけっど今日は、
福島方面、
東根方面、
新庄方面もみな雲海。

視界180度みな雲海が広がる...

こんな景色、初めてです


すげー、
きれー、を連発しつつ、我々は進まなければならない。
今日の目的地は山頂ではないのだからして。




こっち方面へ、いざ。


・・・といいつつ、また写真とってる(笑)







福島方面。磐梯山。




山形方面。蔵王、南大東岳に面白山も見える。




宮城方面。船形山。


隊列が写ってる写真みてもらうとわかると思うけど、
ほぼ、先頭は隊長。
そしてくさの君、ゆー。

最後はオレ。
進むスピードは、写真の枚数に反比例する。
だって、、笑






さらに、



ナニナニ
なんでポツリ1輪だけ咲いてるの





・・・これ、好きなんですよ。チングルマのぽやぽや。


そんなことばっかりしてるから、
こんなに見事な快晴なのに、みんなはオレの視界から消えていた。
音...もう鈴の音も聞こえない。
だいぶ、孤立した感がある


そして出会った途中の分岐岩、

清川小屋⇔岩根沢

今から行くのは清川行人小屋だから、
まぁ、←左だよな。
と思ってそっちへ行きかけた。


が。

ちょとまてよ。
仮にもチーム月山。大雪城をスルーするはずがない。
と思って、右→へ戻ってずんずん進んでみた。


いた。
やっぱし





万年雪~と、雲海~
と、てるてる坊主(笑)





そして、万年雪の先端池で
氷を割って遊ぶ子供二人

あ、もちろんオレも途中参加しましたけどw




ゆー、それはヤヴァイぞ
今年もまた、ドボン。。は勘弁してくれ


さぁ。いつまでも遊んでないで出発!




途端、おもむろにくさの君がつまみ食いを始める
ゆーもすぐ真似をする



あ、ピント合ってない

そして、噴き出す。
渋い~

そーなの?どれどれ..(笑)

しぶっ~~

「くさのくん、これなんなの
「ブルーベリー・・・」
「は
「まじで?ブルーベリーの?野生種?日本にある??」
「そういうやつじゃないですか」

・・・ほんとかよーーー(笑)
てゆうかさ、くさのくん、
正直、なんだかよくわからないものをさ、よく躊躇なく口にいれるよね

でも、そっちこっち摘んで食べてるうちに、
皮が皺くちゃになりかけのやつは意外と甘い!
という結論に達しました。
本家ブルーベリーもそうなんですか(笑)


さぁ。ここからはちょっと緊張地帯です。
ふざけてて大丈夫な地形じゃないです。




振り返って..




そして、時おり腰を屈めつつ、頭上注意なトトロの森地帯を抜ける。




で、ここをクイっと曲がって、




するとそこは紅葉地帯~

ちょび隊長からすると、こういうのがイベントなんですよね。




月山て、もうそろそろ紅葉も終わり、みたいな感があるけれど
中腹~リフト下駅あたりはまだまだどこおろか、綺麗真っ盛りですよ!

ここの紅葉地帯見どころ地帯は、水芭蕉地帯でもある。
もちろん、水芭蕉は今時期は、黄色い、茶色い、葉っぱだけしかないが、
ようするに湿地である。

わかってるのに、ゆーは右足全損
オレもちょっとだけ浸水したけどね

そうして着いた、清川行人小屋。







本当は、今日はここにお泊りのはずだったんですけどねぇ
もう後は、食べて、飲んで
くつろいで、、寝る。。

・・・はずだったのに。
台風が近づいてる、のせいで明日の天気は計り知れない。

万一、帰れなくでもなったら、"バカ!"
となってしまう。

みんな大人なので、今日のところはお昼だけ食べて、残念ながら撤収します。
朝の出掛けのどたばたで、忘れものが多々あったのですが

ちょび隊長が持ってきてくれた、
いつも楽しみなみずこぶ
そして今回(なんか、オレがこのまえリクエストしたような気もする
とんぶりと、その食べ方お好みセット各種

が、昼食に彩りを加えてくれたので、
うーた家ランチの貧相さが目立だずにすみました。ゴチソーサマです!





清川小屋からの景色。
雪渓が見えます

ここからは1つですが、あっち沢沿いを登ると、実は3箇所見えます。
もっとも実は、ひとつながりの大きな雪渓なんでしょうね。




さよなら。清川小屋。





下って(行き)きた時とは別ルートで戻ります。
こっち側で一番大きなこの沢を一旦渡って、










実はキツイです。このコース。
こんな登りがずっと続きます
もう、シャツ1枚で汗ダラダラでした


この途中にあったとある群生地、
そこでも野生のくさの君、




なんの躊躇もなく、いきなりパクっ。
そして、ぶへぇ~
「苦い~

ゆーも、
「苦い~

「こんどは何?これ」
「野生種のラズベリーか?(笑)」

「たぶん、そうっすね

て、また~、、ほんとかよぉ~(笑)


そのちょっと先に、




なんか、ラズベリー(もどき)専門に食ってる奴いますけどー(笑)


そんなことしつつも、汗ダラオになりながら
途中何度か休みつつ
やっと山頂に戻ってきました





あとは、通常コースを戻るだけ。

とはいっても、実はここからが老体にはキツイ。
体力云々じゃなくて、各間接をいたわって、不可をというか衝撃をかけないようにくだらなきゃね








この時間になっても、雲ひとつない...
そして、あっちはこの通り...




下界に住む人達は
今日は一日曇り、、だったんでしょうか



先頭を切って山を駆け下りていったピー班唯一の若者は



クマさんコース出口の大岩の上で電池切れて黄昏てました。
「写真撮るからポーズとってよ」
と頼んでも、もうそういうテンションじゃなくなってました

そのあと、ほぼ無言でクマさんコースを下り、
もはや営業終了のペアリフト駅へちょっと登り直して挨拶してから姥Pへ。


時、そろそろこんな時間。




夜明けとともに行動開始。
日没とともに撤収。

そう。
自他共に認める撤収の速さ№1のちょび隊長(笑)は

当然、あっというまに片付け終わって去ってゆきました
続いてくさのくんも。


一方、いつもだらだらのうーた班は

「はらへったー」とか始まって
じゃ朝、食べ損ねたカップラーメン食べようか



お湯沸かしてたりしてたら





あたり、誰もいなくなってました



ここんとこしばらく、仕事でもずっとろくでもない目に合ってばかりだったのですが
だいぶ生き返りました。

本日11時間耐久戦。
大変お疲れさまでした

最高にいい日和でしたねー
月山&ピー班thanks.ありがとうございました
また次回。
 
(今年はなくても、来年ね