事件１
３日前から今日は晴天のもと、パウダー日和と信じて疑わなかったのだが。
おちおち寝てもいられず、いつもより１時間早く起きると外は雪!?
なんで??
起きてしまったからにはしかたないので、今シーズン初めての始発電車で山へ向かう。
しかし、いつもスキー場一番乗りのゼロさんが今日に限っていない。
奇しくもオレが一番乗りとなった。
後で聞くと、本線が風で遅れたため仙山線の乗換えが間に合わなかったそうな。
これが今日の事件の始まりであった。
事件２
今日、午前７時１０分頃、圧雪作業中のピステンが休憩所建物に接触。
誘導柵の鉄パイプをローターに巻き込み、建物外壁を壊して、電線１本を切断した。
このため、休憩所はブレーカーが落ちて一時停電。
職員は朝っぱらの忙しい時に復旧作業に追われた。
ピステンを運転していたレイバンおやじ（仮名）は、
「やっぱりバックするときはちゃんと後ろ見ないとダメだねぇ～」
と、悪びれた様子はない。
事件３
じつは今日は、猛烈に寒かった。
しかし、今シーズンは「どうせ・・・」ってことで、
「ＷＡＸどれにしよう？」ってことに全く無頓着であった。
パウダー一番乗りを目指してテキトーにＷＡＸを塗り、さっさとリフトに乗るが、
降り場に接地した瞬間、
「？？？？」
板が雪面に張り付いて微動だにしない！
そのまま搬器に尻を押され、降り場で縦回転してしまった！
ボードを１７年やっているが、過去ベスト３に入るこっ恥かしさであった。
滑って降りようにも板が一歩も前進してくれないので、
やむを得ず下りリフトに乗車して休憩所に逃げ帰り、ＷＡＸを塗り替えた。
このおかげでせっかく始発電車で着たのに、滑り始めは２番電車の人達にもすっかり抜かれ、ビリであった。
ＷＡＸを冷え用にして動けるようにはなったが、今日の雪は走らない。
あ～んど、ピス掛けるそばから降り積もる雪でどこのコースもモコモコ。
（実は、今日一番走るのはポールコースであった。）
第３リフト始動と同時にパノラマにあがり、エセパウダーを執拗に攻める。
今日のパノラマはアリ地獄である。
ヒザまであるが、非常に重い。
一度刺さると、脱出には相当な体力と根気を要する。
１０時頃には既に力尽き、おのやで「全然やる気なし」ぶりを大いに発揮した。
１時過ぎ、お昼を食べた終えたみんなが出撃していくのでしかたなく付いていく。
超ストレートに張られたポールを滑ってみると、ココだけ雪質が違うように走る！
すっかり気に入って、しつこくポールを滑る。
柔雪→溝掘・間隔短い＆ストレートなので、モーグルをやっているような気分でとっても楽しい！
野生児・水戸さん。さすがである。
オレ。腰引けてます。
「電車が止まっている」との情報を小耳にはさむが、おかまいなし。
事件４
「早くに帰ったはずの人達は作並で足止めをくっているらしい。」
「３時電車、動かないかも」
危険を感じていつもより早く下りるが、既に時遅し！
昼から全く電車が動いてない!?
今シーズン２度目である。
こうなれば開き直って遊びなおす。
ゼロさん得意の料理を始める。
うどん・チャーハン・パスタ・各種カンヅメ、つまみ。
そんなもの一体どこから出してくるのか？
入ってくる情報は、ますます帰りが遅くなるものばかり。
その度に、今度は何して遊ぶ？
と、止まっているリフトでブランコ。
そして、水戸さんとその辺にあったソリ（壊しちゃってゴメン）で下山コースへ出撃。
これが大ヒットであった。
気軽にフリース一丁で出てきたが、
１発目は「マジで...?」とビビル程の急斜面。
ソリにまたがって一息...つきたいところだが、
ハイクアップでぷるぷるの足で押さえが効かず、そのまま自由落下的にスタート！
ゴール地点に立ちふさがる食堂と看板。
薄暗いのと自分の雪煙で目標地点がよく見えない。
２回滑ったが、あまりの大爆転に若干身の危険を感じて、休憩所に戻ってヘルメット着用・フル装備で再出撃。
この時はみんなも付いて来てソリ大会となった。
携帯で撮ったビデオには暗くて映像ははっきりいってよくわからんが、「ドリフの大爆笑」ばりの笑い声が響き渡る....それにつられて再び大爆笑
こんなことをやっていて、電車がようやく電車が動いたのは６時半。
しかも山形行き。
仙台行きが来る保障はないので、とりあえずみんなで一旦山形へ向かう。
山形駅で駅弁ほか買出し。電車の中はすっかり旅行気分♪
疲れ果て、あきらめムードのグループから苦情がこないだろうか？
３０分の停車ののち、折り返し仙台方面へ出発。
無事に面白山駅を越したが、今度は奥新川で運転見合わせ。
初めて奥新川駅に降り立った。
ついでに駅便も。
この表情は酔っ払いそのもの....
とっても明るいが内側が黄色く凍っている...
帰りはすっかり遅くなったけど、とっても楽しい１日でした。
今日の写真はポールしかないよ。