むすんで ひらいて

YouTubeの童話朗読と、旅。悲しみの養生。
ひっそり..はかなく..無意識に..あるものを掬っていたい。

しあわせで いるために。

2012年02月15日 | こころ
一日いちにち日は高くなり、庭の梅に、うぐいすが遊びに来るようになりました。
ぷくぷく膨らんだつぼみが、くすぐったそう。

自然や、善い人間関係からは、エネルギーをもらえます。
でも、生きていると、逆のシチュエーションに遭ってしまうこともあります。
そういう時、良くない影響に巻き込まれ、くたびれてしまわないためには、どんな姿勢でいたらいいんでしょうか。


ここのところ、気がかりなことがありました。

ある人が、最低限の約束を守らず、係わる人たちを悲しませ、信頼を失っていく様子を目にしました。
その、ざんねんな状況の中で、立場の違いもあり、そっと立ち去る、心かき乱され体調を崩して去る、さまざまな対応がありました。

不当なことに対し、事務的な処理以上に、自分の感情が問題の発する負に呑み込まれると、さらに被害は拡大してしまいます。
そうして、家族や、大切な人たちにまで波紋が広がってしまう前に。
ひとりで悩まず、複数の人に相談して対処法を知り、受けた痛みから、たとえば
「見かけの優しさに惑わされず、人の本質は、責任を果たす行動に見る」
といった知恵を得て、わたしたちの内面の明るさまで奪われないことが、重要です。

そして、「自分の目線を楽しいものに向け、素直な心をしっかり守り、笑っていること」
長い目で見た時に、それが、善いものとつながっていられる秘訣でしょう。


その助けになってくれるものの一つが、自然。
エネルギーを吸い取られてしまった。と感じる時、それを補充する健全なパワーを持っています。

この冬、わたしも、何気なく見ている庭から、たくさんのものをもらいました。

二週間前、一晩のうちに積もった、しん。と澄んだ雪景色に、東西の端に実っている夏みかんと柚子の黄色が際立って見えました。
その間に敷かれた、玄関に続く石畳の脇で、かろうじて顔を出し、へたん。としていたのは、水仙たち。
起こしきれなかった分を一輪ざしに活け、ダイニングと廊下に飾ったら、凛としてかわいらしい春が舞い込んできたようでした。

それから、光は、めきめきまぶしくなって。
翌日、二階で仕事をしていると、居間からこぼれてくるハワイアンミュージックに、あちこちから、「ぴちょぴちょ。ぱらぱら。たんたんたん。」と響く、心地よい水音が重なって、はしゃいだ気分を届けてくれました。

時々、風がそよぐと、木の枝や屋根から「はらはら~」っと粉雪が舞い、そのきらめきは、スローモーションのように映るのです。ふと、
「これが二ヶ月もしたら、桜の花びらに代わってるのかしら。」
と、これから生まれる可能性の伸びやかさに、感じ入ってしまう瞬間でした。

軒を飾っていた雪が最後に消え、昨日、温もりを伝えるバレンタインがやってきました。
今年のヒットは、包装もシンプルでお手頃だけど、風味は大好評だったGavarny(ガヴァル二ー)のコニャックトリュフ。
よく行く、KALDI (カルディコーヒーファーム)で購入しました。
おすすめです。

幸せは、誠実で、きちんと信頼できる交流からしか、やってこない。

仲間たちとタッグを組んで、明るい波紋を広げていきましょう。



                           かうんせりんぐ かふぇ さやん     http://さやん.com/


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