むすんで ひらいて

YouTubeの童話朗読と、旅。悲しみの養生。
ひっそり..はかなく..無意識に..あるものを掬っていたい。

種 と みのり

2011年11月04日 | 日記
前々回の、そのまた前に、記事を書きながら思い立ったシチューを作ってみました。紅サケにポテトとマッシュルーム、棚で出番待ちしていたマカロニを加えて、「マカロニシチュー(macaroni stew)」のでき上がり。とろ~り、まろやかな一品にパンを添えて、冬のレパートリーに追加されました。

そして実家では、この春、家族と庭に種まきした野菜の、最後の収穫がありました。採れたてピーマンとミニトマトの写メールが届いたので、陽だまりの庭に思いを馳せながら、夏越しの恵みに「ありがとう」





ピーマン逆立ちしてるね。



今蒔いた種が、やがて実りをもたらすなら、アンハッピーな習性を見つけて改善し、過去のそれから生まれた実りには翻弄されることなく刈り取り、ここから、できるだけ愛ある種を蒔いていきたい。

ちょうど夏ごろから、地元の友人が、ちょっと後ろ向きな口ぐせの方言を肯定的に言い替えようとしています。ところが、無意識に沁みこんでいる習慣は、頭で意識してもすぐには消えなくて「あ、また言った」の連発 

だけど、今まで「当たり前」と思い込んできたやり方を、「変えたほうがいい」と感じたことが、素晴らしい。

心を入れて、ムリもしないで、ちいさな良き粒つぶを蒔きながら、その時々の心地を感じとっていくうちに、また良き実りを見るでしょう。

わたしも、少しでも「心を澄ます」ことをテーマに、おいしいものの実る、いい種を蒔き続けたいと思います。





かうんせりんぐ かふぇ さやん     http://さやん.com/







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贈りもの は あつあつ

2011年11月02日 | 日記
そういえばこのところ、好きな本のジャンルが決まってきたなぁ。と思っていました。なじみある景色もそれはそれで心地いいんだけど、ちょっと幅も広げてみたい。なんて思っていたら、続けて友達と友人夫婦から「家にお薦めマンガがあるけど、読んでみない?」と声をかけてもらいました。

思えば、ちゃんと漫画を読むのは小学生以来。彼らには話したわけでもないのに、同じ漫画とは。これは、何かあるかも。と、おととい、さっそく全巻借りてきた「リアル」という本の一巻目を手に取りました。ぱらぱらっとめくってみると、男の子っぽい迫力ある画にちょっと戸惑ったので、とりあえず机の上に置いてコーヒーを淹れて、他のことをして。。寝ました。

あれから、チラリちらりと目にしていた作品の存在にようやく馴れてきたのか、今日外出から帰り、「試しに」と読み始めたら。グングン惹き込まれて、止まらなくなってしまいました。

なんとも「熱い!」んです。 本の中にみなぎるこの熱意があれば、小さなことなんてほっておいて燃焼して生きられる。そんな濃いエキスをいただいて、自分を支える根っこが太くなった気がしました。人は、生き物は、みんな全力でよりよいものに向かうチカラを持ってるのよね。それが、あちこちぶつかるうちに、フラフラ拡散していってること、よくあるんじゃないかしら。。

さみしかったり、足りないなあ。という元気のない状態で求めたものは、やっぱりな~んとなく満足しきれなくて、こみ上げる気持ちの引き寄せるものは、また熱を持った本物である気がする。

上着を重ねたいこの時期に、自家発電を促してくれる作品と、その作風を自分たちも「リアル」に生きていて、わたしの元に届けてくれる友人夫婦に感謝しました。

さて、「今度会うまでに本を揃えておくわ」と言った彼女からは、なにが贈られてくるのかしら





かうんせりんぐ かふぇ さやん     http://さやん.com/ 







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