海と山と川を越えて行った先にも、太陽と月と人の灯す光があります
遠くで知ってるものを見つけるとなんだか安らぎ、知ってるものを遠のいて観るとふっとまた愛しくなる。
今回、そんな懐かしさと待ち合わせたのは・・・イタリア、ナポリの街角です。
午前中、静かな通りで目を引かれたカラフルな野菜たち。
思わず近づいていくと、八百屋さんの子が手に持っていたものを奥のお父さんらしき人にささっと預け、いそいそとポーズをとってくれました。
その先の海辺の道をお散歩中のご一家、おっとりした雰囲気が素敵でした
よく行く近所の窯焼きピザ店で、メニューの上一面にナポリのサンタルチア港とベスビオ山の風景写真が載っていて、何度も開いているうちに本当にここでピザを食べたくなりました
その時、写真の中で気になっていた建物はホテルだとわかり、さっそく予約をとったのが、この中央に写る Grand Hotel Santa Lucia でした。
お部屋の窓を開けると、卵城と呼ばれるお城。
下調べをしていなかったので、突然時間もさかのぼってしまったような不思議な気分になりました。
下りて行って要塞越しに見上げたら、いつもより高いところにあるみたいな半月
日が傾くと、集まってきた人びとは、堤防に腰かけたりもたれたりしながらサンセットをたのしみました。
それから、明かりがゆっくりと街灯に受け渡されていきました。
その頃、店頭では夕食の準備が着々と整えられていて・・・
暗がりを歩き出してほどなく、外までギターの音と人の熱気がこぼれている小さなレストランに行き当たったので、ドアを開けてみました。
かうんせりんぐ かふぇ さやん http://さやん.com/