むすんで ひらいて

YouTubeの童話朗読と、旅。悲しみの養生。
ひっそり..はかなく..無意識に..あるものを掬っていたい。

目が覚めて

2011年10月26日 | 日記
明け方の夢。

白いシチューボウルに、つやつや赤褐色のビーフシチューが盛られていた。橙色のにんじんと、ほくほくのじゃがいもと、小さなあめ色玉ねぎが顔を出してた。

湯気越しに「わぁー」と思ったところへ、左の端からクリームシチューの波がゆうっくり押し寄せてきて、「あれよ、あれよ」と、みーんなクリーム色に塗りつぶしていった。そこで目が覚めて、ポカンと無常。

でも、ちょっとずつ頭が冴えてきて、「まあ、いいか」と思う。何かが終わる時、変わる時、さみしさを感じるけれど、クリームシチューだっておいしいかもしれない。それに、下地にはビーフのコクだもの。


最近、友人の大切にしていた柴犬が長寿をまっとうしたり、身近に引越しが続いているから、そういう夢を見たのかもしれない。

そこから何が作れるかな。

不安は、じぃーっと見つめないで、箱にしまって。
悲しみは、お日さまに干してパンパンパン、はたいて。
ハチが飛び込んできたら、虫かごに入れて、蜜をふるまって送り出してあげたい。


もうすぐ、夜の街にはイルミネーションが灯る。
そうだ、淡紅の鮭でも見繕ってクリームシチューを作ろうか。



かうんせりんぐ かふぇ さやん     http://さやん.com/ 




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