SPの結果が思わぬというか、え？という結果に終わったせいもあり、どうしてもLIVEで見なくては！と思った、フィギュア女子フリーの真央ちゃんの演技。
このままでは一体どうなってしまうんだろう？
メダルも取れない、アクセルも飛べばい、それでは彼女はまた不完全燃焼のまま終わってしまう。
全てを捧げてきたこの4年間は無駄になってしまうのか？
まるで、バンクーバーの後、信夫先生に支持する前、あの何度チャレンジしてもアクセルが飛べなかった、最悪の時期が頭をよぎる。
本当、色んな不安を抱えながら、真央ちゃんの演技をTVの前で見守った。
凄く気合の入った表情から演技開始の冒頭、今期初めてきれいな形で着氷できた3アクセル！
オイラも、思わず大声で“よし！”って叫んでました。
そこからは、現在の女子最高難度の演技構成の6種類のトリプルジャンプを８回飛ぶ“エイトトリプル”を着氷する度に“よ～し！”って叫んでましたね。
そして、より一層気合の入った表情からの気持ちのこもったステップシークエンス。
演技後の真央ちゃんの涙以上に、もうボロボロに泣いてました。
良かった、最後にできて良かったね、真央ちゃん…って。
本当に、この4年間の集大成を見せてもらいました。
本当に、最高の笑顔を見せてもらいました。
業界の主流が、リスクを避け、いかに点数を稼ぐ事に死力を尽くす、何だか変わらない、つまらない演技構成になってる中、唯一人、自分の理想を追い求め前人未踏の領域へ挑戦し続けた真央ちゃん。
確かに、主流にのれば真央ちゃんもメダルが取れたかもしれないし、信夫先生も、自分の進めた方針に批判は覚悟の上だともいっていた。
でも、そんなスケートは真央ちゃんが望まないし、今回のような感動も呼ばなかったと思う。
どれほど批判されても、これが浅田真央の目指したスケートなんだと思うし、それに向かう真摯な真央ちゃんの姿を、もう10年近くオイラは見てきたし、その高みを成就させる真央ちゃんを見たかった。
結果、メダルはなかったけれど、真央ちゃんが目指したスケートの為の努力は、見事に報われた。
思い返せばこれまでも、ショートで散々な結果になっても、フリーで大逆転なんて、何度となく見てきた光景。
ある意味、真央ちゃんらしかったのかも？
何にしても、最後に真央ちゃんの笑顔が見れて良かった。
五輪後、世界選手権には出場するようだか、その後は未定。
真央ちゃん、お疲れ様、そして、感動をありがとう。
