今回の北京オリンピックで一番感動し、涙させられたのは、やはり、女子ソフトボールの金メダル。
3試合418球の力投を見せた上野由岐子投手を中心として頑張った代表メンバーもそうだが、ここはあと一人。
元代表監督で、解説をしていた宇津木妙子さんを忘れちゃあならない。
やっぱ、この人のソフトボールに対する愛情、情熱は並々ならぬ物だった。
危うくデットボールになりそうになった選手に向かって、「当たってないんだから、デットボールになった方が良かったですね」等の過激な発言がある反面、臆病過ぎるほど慎重に、プレイを心配する姿は宇津木さんという人の人間性を良く表してたし、その発言の一つ一つが実に的確で、実に視聴者の目線に近かった。
勝利の瞬間、涙で言葉を失くした宇津木さん、その宇津木さんに高々と一本指を突き上げる上野選手、最高の感動というか、クライマックスがそこにはあった。
最期の討ち取った瞬間と、宇津木さんの解説を聞く度、何度でも涙がこぼれます。