比企の丘

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これは川ではない・・・滝だ・・・白馬五竜の砂防堰堤を見た

2016-05-06 | 川と滝と湖と海と橋の風景
5月2日、白馬五竜かたくり園にやって来ました。信州白馬村神城、白馬五竜スキー場のそば、姫川水系犬川の渓谷に沿って「かたくり園」があります。
国道148号線を神城駅の近くからスキー場に向かって入り、犬川の砂防堰堤の横から沢沿いに登っていきます。

かたくり苑」に行く前に、犬川砂防堰堤を眺めてみました。5段の砂防堰堤です。

犬川は小遠見山から天狗岳の直下の水を集めて一気に滑り落ち姫川に流れる長さ約5~6㎞、比高約1000mの急流。
国土地理院の地図で砂防堤を数えて見たら約30ありました。

明治の近代化の時代に政府が招聘したオランダの土木技術者デ・レーケが日本の川を見て
これは川ではない、滝だ」と叫んだという逸話が納得できます。

※日本における砂防の歴史・・・今に残っている日本最古の砂防堤(砂留)は広島県福山市の堂々川の砂留群(国の登録有形文化財)、いちばん古いので1773年だそうです。明治時代、オランダの土木学者デ・レーケが御雇い技術者として招かれたのが1873年、日本の砂防・治山を体系づけ「砂防の父」と呼ばれました。1897年「砂防法」が制定されます。犬川の近代的な砂防工事がいつごろから進められたか定かでありませんが、昭和の後期1960年代からと思われます。2014年ここは神城断層地震の震源地近くでした。地震による被害はなかったようですが。


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