比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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2019東インド・コルカタの旅・・・英領インド帝国時代の1814年開設の・・・インド博物館を尋ねる

2020-04-27 | 道をゆく インド・ネパール
・・・彩風人の写真帳・・・

2019年11月・・・東インドの旅は・・・西ベンガル州から始まり・・・シッキム州・・・ふたたび西ベンガル州のダージリンへ・・・そしてコルカタへ。

1814年設立のインド博物館です。200年以上の歴史があります。イギリス東インド会社統治時代に作られたものです。
開館当初は「アジア協会博物館」、その後、「帝国博物館」、現在は「インド博物館」に。現在の建物は1875年に建設したコロニアル風(植民地風)建築様式。移転し開館したのは1878年。インド独立までは帝国博物館、世界の泥棒博物館といわれる大英博物館のミニチュアでしょうか。インドは破壊することなく引き継いでいます。









※撮影日は2019年11月30日

インド・・・普通の日本人にはよくワカラナイ国です、中学校で歴史や地理で、高校で世界史を・・・4大大陸のひとつ・・・古代インダス文明の発祥の地・・・仏教発祥の地・・・カーストの国・・・つい最近までムガール帝国、大英帝国に侵略されていた国、多民族、多宗教・・・奥が深いなんて言い方をしますが・・・つまり小さな島国日本人には・・・永遠に理解できない・・・そういう国です。

ここでは西欧諸国にアジア各国が植民地化されていた歴史を記します。

ポルトガル領ゴア・・・ポルトガルの航海士ヴァスコ・だ。ガマが南アフリカ回りでインドに到達したのは1498年、1510年ゴアに拠点を構え、1530年ポルトガル領ゴアが植民地に。1947年インドは英国植民地から独立しますが、ポルトガル領ゴアがインドに返還されたのは1961年になります。
英領インド帝国・・・1690年イギリス東インド会社がコルカタに商館を設立、そのご全インドの植民化をすすめ、1858年英領インド帝国(事実上の英国植民地・・・その領域は現在のインド、パキスタン、パングラデシュ、ミャンマー、スリランカに及ぶ)に、1911年首府をデリーに。1947年インド、パキスタン分離独立、1950年インド共和国。
インドネシア・・・1619年ジャカルタのオランダ東インド会社、1800年当時のインドネシアのほぼ全域がオランダの植民地に。1949年インドネシア独立。
フィリピン・・・1571年スペインの植民地に。1898年アメリカの植民地に。1947年フィリピン独立。
ベトナム・・・1887年フランスが植民地を確立、第二次世界大戦後、ベトナム戦争、1976年ベトナム統一国家発足。
澳門(マカオ・・・1887年からポルトガル領マカオ。1999年中国に返還。
香港・・・1840年アヘン戦争がキッカケで1842年英領ホンコンに。1997年中国に返還。アヘン戦争・・・いまなら国際犯罪になるアヘン(インド産)を中国に輸出物として売りつけていた英国・・・。

近世江戸時代の末期から明治の時代に、この時代の国事に携わった人は、西欧諸国のアジアに対する武力による侵略、搾取を貪る様を見たり聞いたり、黒船来航、日米和親条約(不平等条約)、薩英戦争、下関戦争で欧米の力を見せつけられ、ブルッたに違いありません。


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