信州上田の・・・六文銭の写真帳
厳しい寒さが続いています。小正月も終わった15日、塩田平の寺社巡りです。
上田市前山、独鈷山の麓に並ぶ古刹、神社、城址を巡り・・・別所温泉にやってきました。
別所温泉・・・古代、日本武尊の東征の折に開湯と伝えられますが・・・???。
「七久里の里」と呼ばれる温泉場に、天平年間の9世紀、三楽寺と呼ばれる常楽寺、安楽寺、長楽寺が創建され、中世鎌倉時代には塩田流北条氏の庇護を受け、別所(禅宗系の研修道場)が開かれ全国から学僧が集まり、信州の学海、信州の鎌倉と呼ばれ大いに栄えました。戦国時代から江戸時代は湯治場として、明治時代には30軒を超える湯宿があったそうです。現在、共同浴場3、温泉旅館13.。
別所温泉街のはずれの山懐・・・別所三楽寺の中核を担った天台宗別格本山の金勝山常楽寺です・・・
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雪を被った茅葺き屋根の常楽寺本堂・・・間口10間、唐破風の向拝、1730年代の建築。
庭園に「御船の松」が・・・陸舟(りくしゅう₎造り。樹齢350年、高さ6.2m、枝最長18.2m。
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常楽寺石造多宝塔(国の重要文化財)1262年の銘あり。常楽寺石造多層塔(上田市指定有形文化財)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/b0/d62edee2a8a4f27438d33db17df6d6dd.jpg)
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※撮影日は1月15日。
★別所温泉といえば温泉街の中心にある善光寺に正対しているという北向観音ですが、北向観音は三楽寺の一つ長楽寺の伽藍の一つ、長楽寺が江戸時代に廃寺になったため常楽寺の伽藍に・・・今回の塩田平寺社巡りはおしまいです。塩田平は上田盆地の西方に東西約10㎞、南北約6㎞、浦野川、産川の二つの川が開いた沖積盆地の河岸段丘、小さな丘が続くほとんど平らな田園地帯。上田藩の石高のほぼ半分を産出した穀倉地帯。山麓には鎌倉時代に「信州の学海」と謳われた古刹が並びます。尋ねてみてください。
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トタン屋根、瓦屋根と違い趣があります、構図がいいですね!
▲ 御船松 地を這うように 雪の中 (縄)
善光寺参り・・・善光寺だけお詣りすると「片参り」といって、北向観音をお詣りして「両詣り」、善光寺詣りの完成だそうです。
観光の為のキャッチフレーズですね。
その北向観音の本家が常楽寺。
見るべきものは「御船の松」だけですが見事です。
・御船松 幹に帆をかけ 枝舳先
・茅葺きに 雪降る朝の 常楽寺
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